多くの個人投資家の銘柄選定方法は間違っているかもー2

2022年10月02日
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株式投資
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企業の収益力と成長力の関係について理解なされているでしょうか? 会社の売上が伸びれば利益も伸びると勝手に思い込んでいませんか? 特に今後成長が期待される図体がさほど大きくない会社であれば売上が伸びる時期と利益が改善する時期は必ずと言っていいほどずれます。市場が伸びていくことへの対応を優先すればそれなりに金はかかります。投資も必要です。さらに市場が伸びる時ほど競争は激化します。顧客への対応やライバル会社への対策などコストも売上以上に伸びるものです。

でもそこでライバルに勝って市場をとらないと市場の伸びが鈍ったら(いつか来ます)ライバルからビジネスを奪うのは容易ではないのです。まずは勝ち切る。その上で利益の改善は進める。また戦い勝つ。これを企業は繰り返します。投資企業の銘柄選定をする時にこのような企業活動の行動力学を理解していないと、収益性と成長性が個別の指標にしか見えず、本当に伸びて儲かる会社選びを間違えると思います。多くの個人投資家は減益になるとすぐに失望しますけど、逆に伸びるチャンスかもしれないのです。逆に増益でも市場が伸びないと見て収益優先に切り替えたという場合もあります。この収益性と成長性の相反関係は頭に入れておくべきです。(会社は両方を求めますけどね)
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