リゾートマンションを買う前に知っておくべきこと
2022年09月14日

このウッドデッキが
当ゴルフクラブのシーニックビューです

ウッドデッキからの眺め
我ながらリゾートだなって思います
今リゾートマンションは優良物件であればかなり売れていると聞きます。わたしが所有するリゾマンもずいぶん売れました。那須はもともと戸数も少ないのでもう売り物がなくなってきています。買われた方の利用頻度はかなり高い様子ですし移住者もおられます。このご時世でこれからリゾートマンションを検討しようかと言う人はおそらく別荘でたまに使うではなく、定住を含めてテレワークなどアクティブに利用することを前提に検討している人が多いのではないでしょうか? そこで買われる前にこれは覚悟しておいたほうが良いという点を一点お話ししたいと思います。それは管理組合の運営管理に自ら取り組む覚悟を持つべきだということです。
なぜなら古くからのオーナーはそれほど頻繁にリゾマンに来ません。したがってリゾートマンションの維持管理への関心はそれほど高くありません。定住者はいますがリタイア組で年配が多く理事などを引き受けてはくれません。もしも時々しかリゾマンに訪れない人たちが管理組合の理事を勤めていたら、いろんな懸案は先送りになりやすいでしょう。また利用頻度が低いと現場の認識は定住者とはだいぶ違ってきます。たまにしか来ない人はコストをかけたがらない傾向があります。定住者はある程度コストをかけても利便性と維持管理の質を重んじます。懸案も先送りにしないでしょう。もしもリゾマンに定住するのであれば、たいていのリゾマンで定住者は少数派だということを認識しないといけません。
いろんな物事が、あまり関心がなく現場をよく知らない人によって決められているかもしれません。リゾートマンションでも重要な決定は総会で決まるのは普通のマンションを一緒ですが、リゾートマンションの場合、総会への所有者の出席率は極めて低くほとんど委任状収集で議決されるのでいくら総会に出て反対意見を唱えようが委任状ですでに議決は済んでいることがほとんどです。その議決案を作るのは管理組合の理事会になるので、理事会が実質的な意思決定権者になります。つまり自分の住みやすさを実現するためには理事会で発言するしかないのです。
もちろんマンションごとに様子は異なります。中にはオーナーの関心の薄さを利用して理事会が誰かに牛耳られている可能性もあります。ちゃんと良い方向で運営されていればいいのでしょうが、そうでない場合は厄介になるかもしれません。場合によっては戦わないといけない。リゾートマンションは理事会が紛糾することが多いと管理会社の人が言っていました。みんなが住んでいるマンションと違って、立場も状況もあまりに違う人たちが集まるので揉めやすいってことです。わたしが所有するマンションの理事会は非常に関係がいいのですが過去におかしな理事長が牛耳っていた時期もあったようです。幸いその元理事長は今回の高騰で売却したのでそれは良かったです。いずれにせよ買ってアクティブに使う以上は自身が当事者意識を持って動くという意識は持つべきだ思います。まあわたしのような理事長がいるマンションは良いと思いますけどね。結局人なんです。
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