株の予想屋さんとのつき合い方

2022年08月30日
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株式投資
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たまにはマロの近況を

今でも競馬場とか競輪場にいるんだかいないんだか知りませんが予想屋という人たちがいます。レースごとに買い目を有料で教えてくれる人です。もちろん予想をする上でどうしてそういう予想になったか、理屈もつけますが、理屈はあくまでも予想を売るための営業ツールです。だから誰も師匠とか先生とは呼びません。良い予想屋の条件はよく当てる予想屋ということになります。株の世界ではこの予想屋と株の先生とか師匠がとかあるいは評論家とかと激しく混同されていて、先生とか師匠と呼ばれている人の多くは、実は予想屋です。いろいろ理屈はつけますが、実態は銘柄紹介がメインになり、寄ってくる人も銘柄を聞きたくて寄ってくるわけです。ただその銘柄紹介までに蘊蓄が長いしもちろん詳しいので先生だと思い込んでしまう人もいる。有料のメルマガで銘柄を教えてる人はまさに現代の予想屋さんですね。

予想屋さんとは別に競馬競輪のプロというのもいます。プロは馬券車券で儲けるのが仕事で予想屋はやりません。予想なんか売っているより自分で儲けた方が早いしより儲かるからです。ただ馬券の場合は当たり馬券を教えるとオッズが下がってしまいますが、株の場合は教えると逆に上がったりするので、いわゆる株価操縦を目的に教えるプロがいて、これは質の悪いプロです。本当のプロは誰にも教えずに自分で儲けます。特に初心者は相手にしません。相場で何年も足掻いたあげくに門戸を叩けば教えてくれることもあるようですが。初心者には教えない理由があって言葉が通じないからです。億り人さんのブログに初心者さんがコメントしていて、「その通りだと思います」なんて言うのだけど、実はよく読むと全然違うこと言っているなんてよくあることです。違うものが同じに見えるんじゃ話になりません。

さて競馬の予想屋には金持ちはいません。株の予想屋もおそらく株ではそれほど儲けてはいないと思います。ここでおもしろい話になります。良い予想屋はよく当てる予想屋になります。ところが本当によく当てることができる人なら自分でやったほうが得ですから予想屋にはなりません。つまり本当にあてる力はないけどそこそこ当てるって人が予想屋になるわけです。もちろん全然当たらなければ話になりません。それと弁が立たないといけません。理屈で納得させないと予想が売れません。だから予想屋さんは理屈を磨きます。理屈だけなら本当に稼ぐプロをも論破します。もちろんプロは予想屋なんか相手にしませんので論破じゃなくて勝手に勝ち誇るだけなんですけど。株の場合は自分で買い目を選んできめられる人は少数派で、わたしはそういう少数派を相手にここで書いていますけど、自分で買い目を選べない人は予想屋を頼るというのはひとつの手でもありますが、所詮は予想屋だと割り切ってつきあうべきでしょう。予想屋のいいなりで買っている人が勝ち組になることはないと思います。信者になるなんて論外です。
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