投資で「待つ」ことの大切さ

2022年08月27日
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株式投資
特に投資初心者の方はどんな手法がいいか目移りすると思います。いろんな情報が溢れています。優待配当狙い? 長期中期短期超短期? 分散集中? チャート?企業分析? そこで思うのは自分にはどういうスタイルが合うのか? じゃないでしょうか。はっきり申し上げて初心者の方に自分に合う合わないはありません。時々、性格的に、こんな投資が、、とか言う人もいますが、そんなもの関係ありません。大切なことは勝てるか勝てないかなんです。性格的に仮に合わないと思っても勝った方がいいでしょう? 自分が一番有利に振る舞える手法に自分を合わせていくのです。でも自分にとって一番有利に振る舞うとはなんでしょうか? 

株で勝つ人にはなんらかの強みがあります。エッジです。自分にとってのエッジはなんでしょうか?仕事で財務に詳しいならそれがエッジかも、自分が詳しい業界に絞るのもそれもエッジかも、勝つためにはなんらかのエッジを身につけないといけないのです。何も取り柄のない初心者がただ知識を溜め込んで多少経験すれば勝てると思わないことです。その程度で勝てるなら全員勝てます。エッジがない人は? エッジを身につけるのです。それまで待つのです。あるいはエッジが見えるまで待つ。実はエッジは過渡的なものでもあります。今動けば自分は有利だと確信できるってことってのはあります。それが見えるまで待つ。待てる自分もエッジです。エッジは色々ありますから自分なりに考えるしかありませんが、自分がエッジを感じるまで待つことができる人が勝ち組になります。

株は待つことが大事とよく言いますが、買って待つは本当の意味で待つとは言いません。買った以上勝負の最中なのです。本当の待つはチャンスが来るのを待つのです。いつでも同じことをしていて勝てるわけはないというのは当たり前のことですが、それをコロコロやり方を変えろととらないことです。いつでもではなく時と場合を絞ればいいのです。自分のエッジが活かせる時に。いろんなやり方を試すのは自由ですが、どれもがエッジを持たないといけません。普通エッジをたくさん持っている人はそんないませんから、待つ時間が長くなるのは当たり前なんです。株を始める前にまず考えるべきです。自分にとってエッジとは何かと。
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Comments 4

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ct1  

いつもブログ更新ありがとうございます。毎日笑読しております。

数学者で投資家のエドワードソープがハルトモ氏と似たようなことを著書で書いていたことを思いだしました。投資でもギャンブルでも謙虚に勝てる時だけ動くことが肝心とのこと。投資初心者は心に留めておいてほしいものですね。

“市場に勝つには自分がよくわかっている範囲内、自分の能力で評価できる範囲で投資することに集中するべきだ。自分の持つ情報が最新で正確で、大事なところで完全でないといけない。情報は食物連鎖をたどって流れ落ちていくのをわかっておこう。情報を最初に手に入れた人たちが食べる側、あとから手に入れる人たちは食べられる側だ。最後に、自分にはエッジがあると論理で示せるとき、そしてそれが適切なら実績で示せるときに限って投資するべきである。“

天才数学者、ラスベガスとウォール街を制す 偶然を支配した男のギャンブルと投資の戦略より

2022/09/02 (Fri) 07:57
川口晴朋(ハルトモ)

川口晴朋(ハルトモ)  

Re: タイトルなし

ほーなるほど。確かに最後の二行はわたしが書きそうな文章ですね。
じゃあわたしのブログをタダで読んでいればお得ですね。

2022/09/02 (Fri) 12:25

ct1  

お返事ありがとうございます。紹介した本は図書館で借りて読んだのでこちらもタダです(笑)。巷にはどうでもいい情報が有料であふれていますが、無料でも良質な情報はつかまえることができますね。投資に限らず大事なことは謙虚に冷徹に物事を見ること、見せてくれる方法を学ぶことが肝要かと。

余談ですが、エドワード O.ソープはハルトモ氏の経歴に似たところがあります(若い頃とても貧乏だったが高IQだったり、妻をとても大事にしているところとか、ポーカーゲームやルーレットの必勝法を編み出したり、アカデミアの政治に嫌気が差して投資会社で財産を築いたらFIREしてしまうとか)。勝手にハルトモ氏を和製ソープと見立てて毎日のブログを笑読しております。これからもブログ更新楽しみにしております。

2022/09/02 (Fri) 16:27
川口晴朋(ハルトモ)

川口晴朋(ハルトモ)  

Re: タイトルなし

なんかすごい人みたいですね。わたしも図書館で探してみますね

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