決算の見方、読み解き方
2022年08月14日
投資家が決算を見る上で基本注目しないといけないのは「変化」です。過去5年くらい遡って、売上の変化、利益の変化、市場占有率の変化、有利子負債の変化、設備投資の変化、企業には常にいろんな変化が生じていますから、決算書類から企業にどんな変化が起きているのかを読み解くわけです。その変化の見定めが未来を占う鍵となります。最終的にはその企業の変化が株価の変化になって現れるのです。例えば市況が良かったのか売り上げが10%伸びて増益になった、では良い決算かと言うと、ライバルが20%伸ばしてさらに利益を伸ばしていたら、企業としては負けているわけです。こんな調子じゃ市況冷え込みが見込まれる来季以降危ないなって見立てができるかもしれない。仮に一時的な要因で減益になってもライバルよりは落ち込みは少ない。良い戦い方をしているから来季以降期待が持てるとかもあるわけです。マネーゲームの投機でなく、企業に「投資」をするつもりなら数年単位で企業の変化を追う姿勢は必要だとわたしは思います。
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