同じ手法が通用しなくなったとお嘆きのあなたに
2022年08月10日
株式投資ってのは会社に投資をするわけです。良い会社というのは常に変わり続けていきます。市場が常に変化する以上企業が変わっていくのは当たり前です。ただ変わってはいけないその会社固有のコアが必要です。そこを中心にテコみたいにぐるんと変る。変わらないコアがあるからこそ変わり続けることができる。会社に投資する投資家もきっとそこは同じです。変わらない軸があるからこそ変わり続けることができる。わたしの場合は株式投資はこういう手法でいくんだとか決めたことがないです。どうだっていいから今買えば負けはないって時に買うだけ。
100人中10人しか勝てないならその10人に入ればいいのです。つまり環境と競合の中で、自分のコアを意識して動く。同じ手法を続けていては勝てないっていう人もいますけど、そもそも手法がどうのこうのと言う人は、自分と環境と自分のライバルがきっと見えていないのだと思います。わたしの場合、自分の手法と敢えて言うなら相手を上回るってことです。どんなに下手でも敵より上手ければ勝てるし、どんなに上手くても敵より下手なら負けるのです。その時々に繰り出す技(手法)の優劣なんかどうでもいいのです。敵が強ければ引っ込むし敵が弱けりゃ叩きに出る。
そうなるとわたしの感覚の中では同じことをしているって気持ちしかないです。そこが核心ということです。わたしがここで言っていることは17年間変わってないでしょ。つまり変わらなくても勝てる。むしろ変わっていけないものがあるってことです。それがないとだらしない変わり方になる。ただその人その人で同じじゃない。その変わってはいけないコアがわからない人はなんかその時々で手法を探し続けるんでしょうけど、変えるものを探すより、まず変わってはいけないものを見つけることが先決なんじゃないかなって思います。そこが見つかると後は自然に変わっていくと思います。なぜなら大切なコアを同じにしようとするとたぶん他は変わらざるを得ないのです。
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