ピアス
2013年12月29日
最寄りの駅前のビルなんだけど
まるでタブレットかWINDOWS8の画面のようで
クリックしたなっちゃうのね
中学生の女子だが
なんだか針で耳を挿している
安全ピンと消毒液を使っている
どうやらピアスの穴を自分で開けようとしているらしい
中学生がピアスなんて許されないし
買えっこないのだが、
ここで頭ごなしに怒っても
逆切れして反抗するだけである
興味があってやりたいからやっているのだから
そこの視線まで一度行って一緒に考えないといけない
その女子はどうやらわたしがピアスのことを知らない
そう思っているようだが
やんわり声がけした
痛くないかい?
別に痛くないよ
あ、そう
ピアスだよね
うん
ピアスは専門のところで開けないと
娘の友達で自分で適当にやって
化膿してただれちゃった子がいるんだよね
(これは実はウソ、だがそういうこともあるらしい)
へー
それと穴開けて本当につけるの?
学校の規則でつけてもいいのかな?
わからない
(いいはずないが、、、そこは突っ込まない)
せっかく開けても
つけてないと、
またふさがっちゃうよ
大変な思いして
開けて閉じるだけになっちゃうじゃないかな
女の子は
しばらくぼっと考えていたが
その場は穴あけは中止した
止めてくれるといいが
さて、どうなるか?
休みで手持ち無沙汰だからこうなるのかな?
とも思って
女の子たちにお使いを頼んだ
年末みんなで見れるような
DVDを数本借りてきてくれと
彼女らは嬉々として出かけていった
おかげでわたしも一息つけるし
一石二鳥だ
いくら
怒っても
隠れてやるだけである
こうやって
いろいろ工夫しながら話すんだが
これも長年の営業の経験からすれば
どうということはない
カスタマーファースト
顧客目線
施設の職員はこの視線が
なかなか理解できない
言葉では子供たちのために、というのだが
大人から見た
「子供たちのため」
にしかならない
もっとも
その大人もどれくらい大人かだいぶ怪しいのだが
そうやって視線を共有して
そして
最後はこちらが誘導したところまで連れて行く
これが
いわゆる民間企業でいう
コーチングという概念だ
やはりいろいろやってきただけのことはあるな
ハルトモ君は
何?
そんなにハルトモ君が凄いなら
他の職員もうまくてなづけて
コーチングすればいいのに
こう揶揄をいれられそうだが
そこはやりたくないのである
一応わたしには
そうしたい相手と
そうしたくない相手というのがいて
概ね好き嫌いで判断する
それでそんなおかしことにはならない
もちろんおかしなことと言うのは自分のことで
自分でこれは無理してるって感じることはやらないってことだ
子供とかお客に合わせるのは
全然嫌じゃない
むしろ楽しいくらいだ
まあ遊んでいるだろうな
ゲーム感覚で