億り人から資産家へ

2022年07月29日
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株式投資
資産家というのは特段な定義はなく、世の中ではお金持ちって意味で使われていますけど、わたしがここで書く「資産家」の意味は「資産持ち」という意味です。投資家と何が違うかと言うと投資はリターンが欲しくてやるわけですから、投資先はリターンを得る道具という位置付けになります。道具ですから効率的にリターンを作るのが良い道具になります。例えばいくらかの元手あったとして、それでアパートを建てたり賃貸用マンションを二つ三つ買ったりして家賃を得るとする。でもアパートも賃貸用マンションもわたしは資産とは思いません。もちろん子供に引き継げますがそれは家賃を引き継ぐという意味でしかない。

資産というのは誰から見ても価値あるもので、末長く保有して自らも使え引き継いだ者も使えるものだとわたしは思っています。不動産なら家族が住めるいわゆる「家」が資産です。仮にアパートで家賃を毎月30万円得るとする、あるいは賃貸マンションをいくつか持って家賃を30万円得るとする。一方で一等地に家と呼べるレベルのマンションを持っていて家賃が20万円だとする。リターンは「家」の方が少ないのですが、長期的な視点で考えると資産を持っていたほうがはるかに安全で選択肢も多く心のゆとりも大きいです。30万円家賃を得ても借金があればいつでも空き家の心配もありますし、出口戦略も難しいし、もちろん自分では使えない。あくまでも儲ける道具。

株の場合はどうでしょうか? 増やそう増やそう、リターンが欲しいとやっているうちは資産ではなく種銭って呼ぶ方が合っている気がします。まあ運用資金。資産と呼ぶためには、1、値動きが気にならない 2、いくらかまとまった配当が得られるが利回りを気にするわけでもない、3、当分売る気もないしその気も起きない。これくらいの株を持っていると資産って言える気がします。毎日パソコン眺めて残高計算したりやれ配当利回りが何%だとかってのは資産家らしくないと思います。ただここまでどうやってもってくるかってことです。一番楽なのは相続することです。実際相続が一番多いんでしょ。資産家って。相続がない人は自分で考えるしかないけどなかなか投資家から資産家にはなれない。儲けなくっても良いって気持ちには儲けた人はなかなかなれないようだから。儲けなくても良いってのは非常に心安らかなんですけどね。
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