家柄は出世に影響する?

2022年07月23日
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サラリーマンライフ
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ちょっとした小鉢が並ぶって幸せな感じですよね

家柄の良い子女が行く大学って言うとKO大学とか思い浮かぶけど、KO出身の友人のいまさんとかに聞くと、やはり家柄ってのは財閥系企業とか歴史ある大企業だと影響があるんじゃないかってことです。いまさんの同級生で、たとえば先祖が公家だとか武家だとか言ったり、あるいはどこぞの企業の創業家の遠縁とかと言う人間は、だいたい大きな会社で最低取締役になって子会社とかで社長になっているそうです。ただ本人もその家柄のおかげで出世したとも思っていないし、もちろん昇進させる方も誰もそうは言わないので、やはり実力で上がったという建前になる。ひょっとしたらその毛並みの良さで立派に見えてしまうのかもしれないし、上下坊ちゃん同士で波長が合うってのもあるのかもしれない。

日本社会ってのはこういう傾向が強い社会じゃないかなって気がします。なんとなく良い家の子に対して、畏敬の念を持ち一歩引くような気持ちが庶民にある。庶民が高貴な人たちに憧れる。やはり天皇家を頂点として家柄の国ってことでしょうか。一方で日本人というのは成り上がりとかを嫌います。分を弁えない不届き者と考える。その分がどこからくるべきかというと本人の能力よりは毛並みだというわけです。ただそれが表向きどうこうとあからさまに表現されることはない。なんとなく自然に収まるところに収まっていく。

わたしが最初に入った会社というのは日本的な会社で縁故入社が多かったと、それは入ってから気づきました。必死に上に仕えて出世しようと頑張る社員がいる一方で、目立たないんだけどなんとなくちゃんと出世して、それで子会社とか渡り歩いてうまく生きるって縁故社員がけっこういた。ただ会社もあからさまなえこ贔屓と言われないようにそれなりに気をつかってやっていたようです。そんな伸びる会社じゃなかったことも影響があったと思います。誰か実力があるものを登用して大きく変わろうってとか伸ばそうってことのない会社だった。誰がやっても同じってことです。わたしが早めに見切りをつけて転職したのはバブル崩壊の最終局面。1990年のことでした。

もう1−2年遅かったら転職なんてできなかった。事実1990年に中途で入った外資系企業もその後数年新規採用を止めてました。わたしはこのまま会社にいてもうだつがあがりそうもないし、だいたい挑戦する環境もないから面白くない。そんな理由で大阪支店から東京本社に転勤願いを出して認められて転勤してすぐに転職活動を始めた。それで無事転職。思えばこのあたりからわたしの人生に運が回り出した気がします。まさか1年後2年後に世の中様変わりするなんてわかるわけがない。

入った会社は外資系でしたから家柄なんてなんの関係もない会社でそれで結果を出せばどんどん出世させてくれる会社だったんで本当にわたしにあってました。もしもあの時転職しなかったらさてどうなっていたか? ただ多くの同僚は辞めたくても辞められずに年を取ってそれで気がつけば40歳とかで新たな挑戦をするのには遅すぎると言う年齢になってしまったことを思うとわたしにも厳しいものがあったんだろうなて思います。わたしが運に乗る原点は転職にあったかもしれませんね。わたしにとっては家柄よりも運のほうがありがたいです。
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