なぜ甘い見通しのFIREが多く目につくのか?

2022年06月30日
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株式投資

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流石に那須も暑くなってきていますが
一日中暑いわけじゃないし日陰は涼しいです
朝から晩まで餃子になった気分のさいたまとは違います

昔はファイヤーって言ったらサラリーマンには恐ろしい言葉だったんだけど、今は夢のキーワードって扱いになっていますね。わたしは54歳で会社を辞めていてFIREというほど若くもないと思いますが、その分かリタイア後の資金計画は万全です。基本的には投資も労働もしないで遊んで食べていけます。ネットで見ていると投資をかなり甘めに見込んでFIREしている人が多いなあって思います。毎年4%の利回りを数十年続けて一度も損失を被らない計画とか。災害でも大暴落でも政情不安でも何か起きればすべてが崩れ落ちるような計画。なんでそういう計画で突き進まざるを得ないのか?自分で甘いと思わないのか?

以前会社をやめてデイトレーダーで食っていく、つまりプロになるって人のブログを見ていたんですが、その人は精神的にも体調的にも不安定でとても仕事ができないと感じ、辞めたいと気持ちがそっちに行ってしまい、それでさほどの経験もないデイトレで食っていこうと思い立った。周りから見ればそんなうまいこと行きっこないと思っても本人はそれしか見えない状態のようなんですね。でその方どうなったかと言うと1000万円以上なけなしの資金を溶かして、結局また働いています。FIREどころかより悪い条件で労働をするハメになった。もちろん貯金も失った。踏んだり蹴ったりです。

会社が嫌で嫌で堪らないとか、もう働きたくないという気持ちが強ければ強いほど甘い見通しでも、それで行ってみようとなるんじゃないでしょうか? どうなってもこのまま働き続けるよりはましだろうと思い込みたくなる。実際はそんな甘くない。FIREしても状況が悪化する可能性が高い。そんな感じのFIREが多いんじゃないかなって気がしています。結局生き残るのは例えば配偶者の収入があるとか親に頼れるような、パラサイトFIRE。つまり寄生的FIRE。FIREて言えるかどうかわからないけどまあ夫婦仲が良いのも自分の実力ってことで。もうじきこの言葉流行るようになるかもしれませんよ。何かあれば。実はわたしの親父がパラサイトFIREでした。昔はヒモとか髪結の亭主って言ってたんですけどね。



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