なぜ勝ち逃げができたのかー2

2022年06月17日
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株式投資
よくゴルフのスコアにまぐれはないと言います。一回一回のショットではまぐれがあるんです。でも初心者が1ラウンド72で回ることは絶対と言っていいほどない。わたしが昔聞いた話で平壌の郊外にゴルフコースがあってそこのコースレコードは金正日総書記が持っているそうです。全ホールバーディで54だとか。こういうのはまぐれか嘘かどっちかだって言いたくなりますが、スコア改ざんしないかぎり初心者がラウンド72どころかハーフ36もないのです。ただかなり上手い人でもハーフで大叩きすることはあります。ハーフで10くらいスコアが違うことは軽くあるのです。40、49とかざらです。

株式投資の場合はどうでしょうか? わたしの感覚ではゴルフのハーフは投資の10年です。1ラウンドは20年。20年もやればだいたいその結果がその人の実力ってことかなと。(途中で足りてやめる人もいますけどそれでも数千万円から億はいくでしょう)最初の10年でパッとしなくて次の10年で芽を出す人もいる。最初の10年でブイブイ言わせたけど次の10年で鳴かず飛ばずになる人もいる。20年やっての結果を見ないとなんとも言えませんってことですが、まぐれで20年は持たないと思います。持ったらもうまぐれとは言えないでしょうね。

ただ20年持てば一生安泰かと言うとそれもまた違うと思います。つまり20年の実績で実力があるとは言えるだろうけど、実力があれば何があっても負けないというわけではない。自分のスタイルが通用しなくなるのは当然ありえるし、人間だから過信慢心もある。自身の衰えもある。不運が重なることもある。勝負の世界ってのは永久の強者ってのはいないのです。いつ自分が転落するかわからない。結局わたしには一生勝ち続ける自信がない。確かに十分な儲けは得たけど、投資で儲け続ける自信が本当にあるならやめることはないと思います。わたしは自信がないから止めたというのはこれも事実です。そんな簡単には負けないとは思いますが何があるかわかりはしない。わかりやすいのは勝ち逃げしてしまうことです。だから勝ち逃げはかなり早い段階から意識していました。

よくわたしのことを自信家だと言う人がいますが、わたしはできることをできると言うだけなんです。できることが普通の人より多いから自信家に見えるだけ。実際はできもしないことはやらない人間なんです。逆に言うと、わたしから見ると株ではよくそんなことできるな、怖くないのかなって思うことを平気でする人がやたら多い。言葉は丁寧でへり下りはするけどやっていることは過信慢心の塊のような投資。本当に怖い慢心というのは自分で慢心だと気づかない慢心なんだなって思います。気づかない慢心というと、株を教えるという行為、有償無償いろんな教え魔がいますが、よくできるなって思います。わたしは人に教える自信はない。教える以上は勝たせないとって考えますからね。できないことはやらないのです。


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