含み損は売らなきゃないのと同じって本当?

2022年06月14日
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株式投資

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またってくらいよく鰻を取ります
鮨は酢なんでワインとは本来合わないって話もあるけど
わたしは鮨とワインは家では合わせます(寿司屋では日本酒)
でも流石に鰻は日本酒ですね
う巻きも日本酒です

仮に1000円の株があったとします。Aさんは100万円の資金があるので1000株買いました。ところが買った株が500円まで値下がりしてしまいました。でも毎年配当も出てきている会社なので配当をもらい続けてじっと待つことにしました。いわゆる塩漬けです。含み損と言っても売らなければ損は実現しない。気にしなければいいのです。気長にいつか上がるのを待ちます。これが含み損は売らなきゃないのと同じと考える人とかそう教える人の論拠です。さて500円まで下がった時に同じ100万円の資金を持ったBさんはやはり1000株買いました。50万円で購入したので手元には買った1000株と50万円があります。同じ100万円の資金を持っていたのに、Aさんは1000株だけ、Bさんは1000株+50万円持っているのです。AさんとBさん持っている現金の差は50万円。この50万円は幻でしょうか?答えは明らかです。手元にある50万円が幻のわけはない。Bさんはその50万円で株を買い増してもいいし消費に振り向けてもいいのです。つまりAさんは50万円で買えるものをわざわざ100万円出して買ったのです。だから金が残ってない。A さんよりB さんの方が有利に決まっていますからBさんになろうとすべきなんです。含み損は売らなきゃないと同じというのはそうなってしまった人間の言い訳に過ぎないのです。

株式投資というのはお金の奪い合いの側面があります。他人と比べて妬んだりあるいは凹んだりするなど気持ちを揺らす必要はまったくありませんが、やはり現実的な戦い方において人との違いを意識しないと勝ち組にはなれません。10人いたら勝てるのは一人か二人です。つまり10人の投資家がいたとしたら自分は他の投資家9人より有利な立場にいないといけないのです。上に書いたAさんとBさん、どっちが勝ち組に入る可能性があると思いますか?勝つ人は勝つような戦い方をしていて負ける人は負けるような戦い方をしているのです。含み損を抱え塩漬けする羽目になったのなら、それは仕方ないとしても自分の銘柄選定とエントリータイミングのどちらか、あるいは両方が間違っていたのです。その原因を追求して反省して自分の投資手法を改善し次に生かさないといけない。それを幻だから気にしないと、さほどの反省もしないでまた新規を買えば結局いつでも含み損を並べるだけになります。勝ち組になりたいなら反省してやり方を変えることです。

株式投資はインカムゲインとキャピタルゲインの組み合わせで成り立っています。売らないでずっと配当をもらうから株価なんかいくらでも気にしない。インカムゲインさえあればいいのさって言う人もいます。その人は何もわかっていないのです。株価が下がっている銘柄ってのは業績に疑問がつく会社が多いので抱えていたら減益だとか減配の恐怖にいつも怯えることになります。配当なんてのも永久じゃないのです。インカムゲイン目的で保有するなら株価も上がって増配してくれるような会社を買ったほうが良いに決まっています。キャピタルゲインまで考えている人がインカムゲインでも儲けるのです。含み益が乗っているなら選択肢が広がります。売らないけどいつ売っても良い人と売りたくても売れない人は同じではありません。

勝負というのは勝ち組に選択肢が多く、選択肢がない人は負け組なんです。だってなんか事情があって株を売らなきゃならないケースだってあるかもしれない。その時に損して売るより儲かって売る方が良いに決まっている。売らないと今自分で思っていても人間というのは変わるし状況も変わる。変化に対応できる人間が強いのです。塩漬けを肯定している人は自分で変わろうという気持ちが低くて、かわりに慰めてくれる人を求める。そういう方々が傷を舐め合う、いや励まし合うコミュティーもありますけど、勝ちたいなら避けるべきです。なぜなら負のエネルギーを受けるから。ある相場師が喝破しています。「下手は伝染る。」と。本当の勝ち組はそういう集まりとは距離を取ります。もちろんなにか下心があって近づく人もいますけどね。多いのは営業目的です。
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