FIREできて本当に良かったなと思うこと

2022年06月12日
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人生の考え方
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サラリーマンに人気のステーキランチ
薄かったです、でも味はまあまあかな
同じブロックを使ってディナーだと値段が上がって厚くなるようです

わたしは54歳でサプライズという形で自己都合退職をしました。そして児童養護施設の職員として働き出しました。働くと言っても給料はビジネスマン全盛期の数分の一だし十分な蓄えもあって加えて家賃もあるし企業年金も54歳から出ていましたので別になくても良いお金。気分はもうサラリーマン人生は卒業したって感じでした。ボランティアで英語でも教えられないかと訪れた児童養護施設で園長からいっそ働きませんかと言われてこれも縁かなと感じたのです。それからの4年間はわたしの人生で最も貴重な4年間となりました。ここに来るために自分は今まで世間で奮闘してきたのだと再認識する4年間でした。本当は6年間、60歳まで働かないといけなかったのですが、担当した子どもがドロップアウトして高校を辞めてしまいこれで自分も役割を終えたかなと思い、それで他の子供の進路も決まったのを良い機会に児童養護施設を去ったわけです。今でも子供との交流は続いています。

結果論的に言えるのかもしれませんが、もしわたしに十分な経済的余裕がなければ児童養護施設に行きたくても行けなかったわけです。本当に儲けておいて良かったなと思います。儲けたお金は寄付で社会貢献すれば良いのだという考えはわたしは好きになれません。なぜなら自分が寄付される立場にいた経験からそんなに嬉しいと感じなかったから。そして児童養護施設を子どもとして経験している自分にしかできない恩返しの仕方があるのではないかと感じたのです。妻の反対はまったくありませんでしたからスムースに移行できたました。それもあるものがあったからです。よくFIREは目的ではなく手段だという話があります。わたしはこの考えに全面的には賛成しません。なぜなら働くことが嫌で嫌でたまらない人もけっこういるのです。自分で辞めたくて辞められるなら批判する必要はないと思います。ただわたしのようにやりたいことがあって、特段節約することもなく、何かを犠牲にすることもなくFIREしたってのは本当に幸せだなあって思います。わたしは良い経験に恵まれた人間なんですね。
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