ひょっとしてトップガンはアカデミー作品賞を取るのではないか?とわたしが思う理由
2022年06月04日
予告編とかトムのインタビュー以上のネタバレはありませんが、この記事はかなり作品のテーマに切り込みます、神経質な方はお読みにならないでください。映画を見て何を思うか、自分で見て自分で考えるのが一番です。その人なりにです。ただ映画を見た後にぜひこの記事を読んでみてください。もう一度見たくなるかもしれませんよ。それも劇場で。トムクルーズは劇場公開にこだわってこの映画の公開を遅れに遅らせたそうです。彼は言います。劇場の一番前で見てくださいと。妻は映画は後ろの席を好むのですが、今回はトムのアドバイスにしたがって二人で前のほうで見ました。よかったです。わたしはもう一度imaxで見たいと思っています。やはり映画館で見るべき映画です。
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トムクルーズは来日してのインタビューで36年ぶりの続編についてその作り方の難しさを振り返っています。トムクルーズは続編を単なるアクション娯楽作では終わらせたくなかった。それくらい自分の出世作にこだわりがあった。ヒューマンドラマとしての完成度を求めつつド派手な超一級の娯楽作品がそのまま上に乗ってくるような映画にしたかった、、、のだとわたしは確信しています。確かにその部分においてトップガンは過去のアクション娯楽作品として一級の評価を得る作品群、例えばインディージョーンズとかバックトゥーザ・フューチャーの持っている素晴らしい点をいささかも失わずに、その上に人間というものに切り込む例えばクレイマークレイマーのようなヒューマンドラマを見事に乗せ切った。マーヴェリックにはある秘密と葛藤がある。その言えない秘密があるからこそ、格好いいんです。心の葛藤をおくびにもださないのはある意味演技と言っていいのかもしれない。男優賞も持っていきますか?わたしはこのヒューマンドラマの部分においてわたしはトップガンがアカデミー作品賞を取っても不思議ではないと思うのです。作品は綿密に作り込まれています。登場する数十年後のトムの境遇やその振る舞いはすでに意図が込められています。そして映画を見てわたしは確信しました。なぜ36年後か?そこに意味があると。この作品はちょっと遅れました。たぶん30年後でもよかったのかもしれません。でも36年後の続編でなければならないからこそこの作品がアカデミー賞にふさわしいとわたしなどは思うのです。ド派手なアクションシーンが続くので観るものは圧倒されます。それだけですでに最高の娯楽映画です。でも家に戻り作品を振り返るとトムクルーズの意図に気付けるかもしれません。ラストシーンにも意味がある。もっともアカデミー賞を取る必要は別にないですね。ただどんな映画が作品賞を取ってもきっと霞むでしょう。わたしはそう思います。
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