みなさんが意外と知らない不公平税制

2022年06月03日
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マネーと生活
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さいたまのホームコース
夕立が予測されたが幸いなし
でも強風で参りました
なんとか87

一番多い時はゴルフの会員権は4つ持っていました。わたしが3つでかみさんが1つ。ラウンドはほとんどプレー料金の高い週末でしたのでメンバーのメリットはありました。それが今はわたしとかみさんで1つづつ、このコースだけ。それもコース改修で魅力がなくなるので今年いっぱいで処分するつもりです。もう平日しかやりませんのでメンバーである意味もないのです。平日はメンバーとビジターの差が千円しかない。年会費考えたらビジターのほうがいいです。もう月例とか競技は興味ないし。わたしが買った時はもうだいぶ値下がりしていたのでゴルフ会員権がステータスということはありませんでしたがバブルの時まではゴルフの会員権というのは富の象徴でした。このコースでも数百万円はしていた。名門コースだと数千万円は当たり前。いや名門でなくてもいわゆるバブリーコースは1千万円2千万円なんてゴロゴロでした。富貴というコースのメンバーだった時もありますがオープンしたては1500万円だったけどわたしが買った時は確か150万円でした。

ゴルフの会員権の多くは数十分の一に値下がりしたりあるいは多くは0円にもなりました。千万円単位のゴルフ場の会員権を複数持っていた金持ちなんかはざらにいましたし、またゴルフ会員権をたくさん持っていた中小企業もありました。そういう金持ちは大損したのでしょうか? 意外とそうでもないのです。なぜならゴルフ場の会員権の売却による損失は医療費と同じく総合課税から控除できたのです。それもいろんな経費も含めて。名義変更料とかもです。1千万円の損失を出しても総合課税から控除できるなら金持ちだったら半分以上は返ってきます。それも自分の年収とか見ながらいいタイミングで売却すればフルに節税に使えた。だからゴルフ会員権の売却で大損したことはしたけどかなり救済された。ある意味税金で損失を補填してくれたと言ってもいいくらい。わたし自身で言うなら会社を辞める前に2つ売ってしまいました。もう要らなくなったというのが理由ですが、それで売る時に会員権業者から損益通算できるよと聞いて、それで確定申告でずいぶんと返ってきました。当時のわたしもけっこうな税率でしたから。

普通に考えればゴルフというのは遊びですから遊ぶための支出で損を出したら、本業の所得から控除していいなんて考えにくいと思いますが、きっと誰かがそうなるようにしたんでしょうね。でなきゃなるわけない。それも株とかみたいに株の中で損益通算するんじゃなくて総合課税からの控除という医療費並みの扱いを受けられた。どう考えてもおかしな特別扱いだけどまあ目立たないってことでそうできたんでしょう。そのために投じられた税金?はどれくらいか? 計算できませんけど数千億円とか兆円クラスの話だと思います。日本全国のゴルフ会員権のピーク時の総額の半分ですから。こういうことってゴルフをする金持ちでないと知らないんじゃないでしょうか? でも金持ちはゴルフ好きが多いです。特に年配は。ちなみにこの特例は7−8年前に廃止されています。もう損出しは終わったからってことでしょう。わたしはたまたまゴルフをよくやるし収入もあったしリタイアも早かったので恩恵にこうむれた。知らない人は多いと思いますが、こうやってお金持ちはうまく制度を作ってしまうってことです。

そういえば以前は外貨建ての債券でキャピタルゲインとか出たら無税だったってことをご存知でしょうか?普通に外貨を買うと利益が出たら課税されるのに債券だけはいくら為替差益が出ても無税だった。それもかなり円高の時にです。10年ほど前にわたしは米ドル建の債券と豪ドル建の債券を買いました。当時はドルが85円とか、豪ドルは60円とかでした。なんで債券だけ無税になったのか理由は知りませんが、とにかく数年前にそれが課税対象だということになってわたしなど保有する外貨建て債券は全部売って買い戻しました。ずいぶん利益になっているのですが無税でした。当たり前ですけどわたしが節税できるくらいですから多くの企業や金持ちも節税したんでしょうね。でも知らない人多いでしょ? 金持ち同士の口コミとか金持ち相手の業者が教えてくれるのです。ただ税制の話ですから、誰かが決めてるんです。それも多くの国民が知らないうちに。そういう国だってことですね。きっとわたしが知らないものも他にたくさんあるんじゃないでしょうか? あるいはかつてあったとか。

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