リゾート暮らしと田舎暮らしの違い

2022年05月24日
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リゾートライフのコツ@那須
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視界的に対鳩用のネットはもう気にならなくなりました
森の緑が目に飛びこんでくるようです

日本全国、都会から移住しておいでという自治体はたくさんあるわけです。そのためにいろいろ生活の応援をしますと謳う。なんかいい話に聞こえますけど応援するってことは人の手も入るわけで地域への溶け込みはマストになります。ただその溶け込みの程度というのは都会で暮らしてきた人と、田舎で暮らしてきた人ではその認識にだいぶディスクレパンシーがあるんだと思います。移住者はそれなりに地元民になる覚悟しないといけない。それを負担に感じる人が移住に失敗するんだと思います。そういう事例がネットでもでてくるしテレビでも報じていたりします。

その一方で那須のようなリゾートエリアというのは溶け込むと言っても、もともと地域として観光客や別荘族を受け入れる下地があるので移住者に対してそれほど強い期待がない。そもそも那須の観光エリアはそんなに人が住んでいない。那須で働く人は近隣から通ってくる人が多い。農家はありますけど別荘族とは動線は異なっていて干渉しあうことはない。その意味で地元民に溶け込むというディープな精神作業は必要なくて観光客が居着いたという棲み方が許される風土があるわけです。その代わり自治体が移住を助けてくれるわけではない。家を格安で貸してくれたり仕事を斡旋してくれるとかない。その分金もかかるし大変だと言えますが、気楽で好きにできるという良さもあるわけです。

若くして移住するならすっかり田舎暮らしを家族でどっぷりとも良いと思いますけど、リタイア後であるならリゾート暮らしの方が楽なんじゃないかなってわたしは思っています。だいたい観光地の方が遊ぶところも多いしそれから都会から来ても飽きないくらい食生活も豊かだし、ずっと旅をしているような気分でいられる。ただ田舎暮らしと違ってリゾートでは溶け込みを求められない代わりに自分で動かないといつまでも観光客のまんまになっちゃう。それではまたつまらない。観光客のようでいて地元民のようでいてという緩く心地よい人間関係は自分で作らないといけない。自ら動いてそれができる人でないとリゾート暮らしはまた難しいということになるのかもしれません。
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