<不動産>基本値切っては買うけど、値切られては売らない
2022年05月21日
不動産は過去に何軒も買っていますけど基本は値切って買ってます。値切るこつはきちんと理由を伝えること、それは仮に作った理由でも。そして通れば買うを確約することです。一方的にできるだけ安くしろという態度では取引全体を通じて雰囲気が悪くなります。もちろん値切り方が悪ければ断られます。信頼できる不動産業者がついていればそのあたりはうまく調整してくれますけど必ず優秀な営業マンばかりでもないので自分で留意します。不動産は気持ちよく売買をするというのは重要です。仮に取引相手は一度限りでも、業者はまたのつきあいがありえるわけで業者にも気持ちのよい取引をする人だなと思われた方が得することが多くなります。ちなみに高等テクニックとしては相手から値引きを言わせる方法があります。わたしはリゾートマンションは向こうから値引きを言ってくるまで待っていました。これは状況によりますがそういう手もあるということです。
一方で売る時はどうでしょうか? わたしは不動産を売ったことは一回しかありませんが、買い手に対してこちらの選択肢が複数あることを提示しました。実際わたしは貸しても売ってもよいと考えてリフォーム業者とも打ち合わせを進めていました。そのリフォームもずるずる引っ張れないし、どちらかと言うとリフォームして貸す方に傾いているけど、もし決めるなら決めるでお早くねという態度でした。値引きなんて言える雰囲気にしませんでした。「早く買って欲しい」が前面に出ると値引きの話になりやすいのです。よろしければどうぞと言う人間に値引きを言い出せる人はそんなにいませんし、だいたい迫力がありません。売るしかない人間と売らなくてもよい人間の差は大きいです。
商談というのはポジショニングの取り合いなんです。商談を始める前から良い体勢を作っておいて、そしてその良い体勢を最後まで維持していく。それは取引相手だけでなく業者にも一貫することです。不動産業者だって最後は味方ではありませんし自分の商売にしたいのですから、いくら虚勢を張っても弱いところを突いてこられる可能性はあります。この人は本当に余裕綽々なんだなって業者にも思わせることです。実際そうであれば一番強い。実はわたしへの値引きの依頼はなかったのですが、購入相手の業者からは、わたしってどんな人って質問はきたそうです。
どんな人がどんな事情で売るのか? 値引きが期待できる人かなって意味です。それで値引きは無理だろうって結論になったんでしょう。もっともわたしだって値引きは絶対しないとまでは言いません。ケースバイケースでしょう。ひょっとしてお金が足りないのでお願いしますと頼まれたら値引きしたかもしれません。こっちは十分儲かっているし買う方は若者でローンを組んで買うんですから。若者を応援してもいいかなって頼まれ方がよければ応じたかもしれない。まあそれはわかりません。不動産は株と違って対面商売ですから人間力の勝負になります。株で儲けた人があまり不動産に来ないのはそのあたりが敷居になるのかもしれません。株と不動産両方できる人はなんでもできる人なんじゃないかなって思います。
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