お金か元気かどっちかあると自宅は高く売れる

2022年04月25日
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我が家が住むエリアはさいたま市の主要駅から徒歩圏の閑静な住宅街ですが、時々家(土地)を売ったという人が出ます。お年寄りでたいてい女性の独り住まいです。だんだん古い自宅での一人暮らしがきつくなって子どものところに行くとか、あるいは施設に入るとかの理由で家を出る。家を売ると言っても古屋ですから価値は土地しか残ってない。その時に買うのは業者です。その場合業者は相場では買ってくれません。相場で売って儲かるような値段でしか買わない。損だと思うのですがだいたいそうなってます。理由は土地を買ってくれる個人を見つけるのはそう簡単じゃないからです。地下が高い都市部で自分で土地を買って注文住宅を建てようという人はそんなにいない。親から相当の資金援助がないと普通の勤め人では難しい。勤め人がローンを組んで買うのは建売か住宅条件付きか、あるいはマンションが圧倒的に多い。土地と家を別に買うとローンとか非常に難しくなるし、やはり全体として高くなります。

もちろんじっくりと取り組めば売れないってことはないと思います。でも家を売って例えば施設に入るとか、子どものところに行くと言ってもリフォームとか必要だとか高齢者マンションを買うとかとなれば、たちまちお金が必要ですからそのお金を工面するためにはなるべく早く売りたいということになる。お金が十分にあればとにかく家を出て自宅はのんびりと売れるまで待てばいいのですが、そこまで余裕がある人はそんなにいない。だから手っ取り早く業者に買い取ってもらうという流れになるわけです。つまりお金に余裕がある人ほど買い叩かれることはないのでさら高く売れる。お金に余裕がないと買い叩かれる。と大きな差になっていくわけです。

たぶんお金がない場合でも十分元気なうちに売りに出してしまえばいいんだと思います。売れたら出ればいい。でも長年住んだ家で愛着もあるし出るなら出るで面倒もある。さらに迎える方も切羽詰まった様子がないとどうしても判断が遅れてかなり弱ってから売ろうという話になるみたいです。元気なうちは子どもが何か言っても本人が動きたくない。ご近所の友達もいれば尚更です。でもいずれは弱るんだからお金のことを考えると早めに売ったほうがいいんでしょうね。そうするとずいぶん違ってくると思います。この話が当てはまるのは都市部だけです。田舎に行くとマンションも建売もないというところもあります。業者だって建売住宅建ててすぐに売れると思うから建てるわけで、土地の値段が安い田舎は土地を買って家を建てるのはごく普通のことでしょう。地価が高いとこうなるって話です。


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