プーチン大統領と自分の性格形成を比べてみると

2022年04月23日
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人生の考え方
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那須は良い季節になってきました
爽やかな風が吹き抜けます
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4時間のプーチン大統領のインタビューを見て思ったのは、プーチン大統領とわたしの考え方は非常に似ているということ。彼がさかんに使う言葉に「対処する」というのがある。何度となく出てきたけど、ひょっとして意識しない人もいるかもしれない。でもこれは彼の考え方を知る意味で重要だと思う。彼は常に対処しているのである。感情的な起伏で何かを決めることはない。そして何か必ず対処する方法を見つけ出しなんとしてでも実行する。状況が変わればもちろん対処する。早合点したり思い込みもしない。人の動きや状況をよく見極めてその上で対処する。これはわたしが仕事とか投資でやってきた基本的な考えである。冷静で思慮深くまた決して諦めたり投げ出さずそして決めたことをやり抜く。これはわたしが理想とするところだし実際そういう面がある。

もっとも考え方は似ているけど、性格はかなり違う。彼は手段を選ばずに他者に対していくらでも残酷になれるけど、わたしは手段を選ぶし敵に対してもかなり寛容である。わたしもかなり強いから売られた喧嘩は買うけど彼は自分から喧嘩を売る。喧嘩を自分の理想実現の道具にしている。歴史を見ても喧嘩を売る能力ある指導者はたいてい恐ろしさで歴史に名を刻む。これはおそらくとしか言えないけど、彼の生い立ちもインタビューの中でずいぶんと語られていて、そこから想像するに、彼は子供の頃劣等感の塊のような人間だったのではないだろうか? 貧しい家の子供の上に小さく力も弱い。成績もよくなかった。それが10歳か11歳くらいまで続き、その後柔道で救われたと自身も証言している。小男でも大男を投げ飛ばせる柔道が彼の劣等感を和らげる作用があったんじゃないかと思います。そして勉強もしたのか成績も上げる。もともと頭はよかった。わたしは児童心理も勉強しているので彼の10歳まで続いた劣等感が性格形成に影響を与えていると推測している。実際世の中には他者に対しての寛容性が低くて残酷な仕打ちを平気でする人というのはけっこういる。わたしもいろんな人を見てきたけど、いくら身勝手で利己的でも能力がなければ愛嬌で済んでしまうことも多い。平気で人を見捨てるけど自分を守る力も低いのでバタバタになるなんて人である。ところがプーチン大統領はそうじゃない。類稀なる能力を持ちその上で手段を選ばず情け容赦もない。歯向かうものは決して許さない。恐ろしい性格が抜群の能力を身につけた。危険としか言いようがない。

わたしは自分の生い立ちについても詳しく書いているけど、幼少期から小学1年くらいまでは裕福な家のおぼっちゃんだった。実母が言うには明るくて穏やかな子供だったようである。性格の土台は3歳くらいまでに形成され10歳とかまでにほぼ確定すると言われています。わたしは穏やかな幼少期が5歳くらいまであり。6歳で親が離婚して7歳で会社が倒産して、親父から虐待されて児童養護施設に行ったのは8歳、そこでもいじめを受けてと続き施設を出たのは12歳。もう性格は出来上がっていたんでしょう。わたしの子どもの頃の逆境が数年早く始まっていたら人生危なかったかもしれない。ひょっとしてインテリヤクザで抜群の実績をあげてどこかの組長にでもなったかもしれない。かと言ってもっと遅く逆境を迎えていたらすっかりヤワでそれもそれで耐えられなかったかもしれない。ちょうど微妙な時期にいろんな経験をしたことでわたしという人間が出来上がった。早くてもだめ遅くてもだめ。偶然にしては出来過ぎだなと我ながら思います。同じような人間を見ないということはわたしのような性格形成のプロセスを減る人がそんなにいないってことなんでしょう。確かにかなり珍しい生い立ちです。プーチン大統領はもう数年早く柔道に出会っていたらだいぶ違っていたかも知れないと思います。


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