常識を疑う前にわたしがすること

2022年04月20日
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人生の考え方
わたしがタイヤの選び方という記事を書いた時に、タイヤの扁平率の数字が低い方が扁平率が高いと書きました。タイヤの扁平の度合いを言うのだから扁平なほど扁平率は高いと思ったのです。ところがこれは誤りでした。読者の方から指摘を受けました。日本のタイヤ表示では扁平になるほど扁平率が低くなるのです。ちゃんとタイヤメーカーの説明に載っています。例えば扁平率50と60のタイヤがあった場合扁平率が高いのは60の方です。でもこれって変だとわたしは思った。扁平率と言うのなら数字が低い方が扁平度合いが高いと思うのです。なんでこんな決め方をしたんでしょうか? 

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答えはすぐにでました。日本は自動車については後発の国ですのでほとんどのテクニカルターム(用語)は海外から来ています。扁平率という言葉のもとになる英語は「ASPECT RATIO」です。ASPECT RATIOは直訳すると縦横比です。英語ではside wall heightの高さのことなんです。扁平なんて意味はない。これであれば数字が高い方がサイドウォールが高いので納得です。日本語に訳す時に「縦横比」じゃわかりずらいからとたぶんタイヤ業界か自動車業界の誰かが「扁平率」という日本語をあてたんでしょう。でも意味を逆にしてしまった。ちなみに扁平率は英語で言うとflatteningとかoblatenessです。全然違います。わたしが変だなと感じた直感は実は自然なものだったというわけです。

このエピソードが興味深いのは、わたしは先入観とか既成概念を入れずに一から物事を考える人間だという典型事例だということです。誰か偉い人がそう決めたから「はい、そうですか」とは思わないのです。何もないところから考えて、それと世間の一般的解釈とを自分なりに比較する。変だなと思った瞬間に理由を知りたくなるのです。妥協はしない。自分の力量を知っているとも言えます。この考え方があるからこそ、今のわたしがあるとわたしは思っています。よく常識を疑うという言葉を使う人がいますが、わたしは疑わないです。疑う前に自分で一から考える。それが常識と違う時に変だなとなってその理由をさぐるというわけです。最初から疑うというのは良くないと思います。粗探しになって逆に目が曇る。なんでも疑えばキリがない。株式投資などは私がわたしたる所以とも言えますがまあきっと良い子は真似しないほうがいいんでしょうね。株はよく勉強しておやりください。

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