軍事フォーカスでの横須賀日帰り旅行記、3(軍艦みかさ)
2022年04月18日

軍艦みかさ
東郷平八郎大将(当時)率いる連合艦隊の旗艦です
バルチック艦隊を打ち破った日本海海戦の象徴的モニュメント

猿島行きの船から
つまり上の写真の裏からの全景
船の舳先は正確に皇居に向けられているそうです
(こういう話もガイドに聞きました)

司令台から


日本海海戦ってどこでやったのか? なんとなく北の方でやったと思っている人が多いんじゃないでしょうか? ロシアだから北から南下してきて日本が北上して北海道の横あたりでぶつかったと。実はかなり南です。それは当然ですでにロシアの極東艦隊は黄海海戦で日本が打ち破っていて、それを巻き返すべくロシアの主力バルチック艦隊はヨーロッパにいてぐるりとアフリカを回ってインド洋をこえてはるばるやってきた。本当はウラジオストックかどこかでゆっくりと休んでから日本艦隊と一戦交えたかったが、それを許さずに疲れ切ったバルチック艦隊を叩いたということです。ロシアの敗北の原因に移動を含めた強引な作戦と指揮統率の乱れが挙げられていて、これってロシアの伝統のようですね。


当時のみかさの写真
日本海軍がもっとも輝いた時代だったわけですけど、歴史的に見ると日本が勘違い大国意識を増長させた時代だったのかなと思います。ところでこれもガイドから聞いたのですが、みかさは第一次世界大戦にも参加してしてその後退役しますが解体するには惜しいと、そこで横須賀港に固定する工事が施されてそれで記念艦として保存された。ところが第二次世界大戦後その記念館を壊せとロシアが日本に要求してきた。ロシアの敗戦の記念などするなというわけだけど、そこでアメリカがとりなして、なんとか甲板から上を撤去して本体を残すということで決着したそうです。昭和30年代は甲板にダンスホールが設置されていたそうです。その後復元をしようという気運が盛り上がる。ということで今の甲板から上の砲台とか司令塔は全部復元されたものだそうです。甲板から下の船室とは残っていますのでそっちもよく見て回ると良いかと思います。エリート用の高級な部屋とかラウンジがあったんですね。
ということで横須賀軍港、猿島要塞、みかさ記念艦と見てまわり、その後は横須賀駅まで行ってビールを買ってグリーン車に乗り込みます。グリーン車でビールを飲んでいるとあっと言う間に家につきます。猫のマロの晩ごはんにも間に合いました。近いけどディープで満足度が高い旅行でした。近々三崎口からレンタルサイクルで三浦半島を日帰り旅行しようかなと思っています。夏になる前にやりたいなと思っています。最後に横須賀もいいけど軍艦とか潜水艦を見るなら呉の方が近くて迫力あります。米軍はいませんけど。
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