含み損を楽しむために

2022年03月28日
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株式投資
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カミさんとママチャリ2台で花見ポタリング
お弁当を食べて花見&サイクリングを20キロほど
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河津桜
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普通の桜(ソメイヨシノ?)
二つ並ぶとだいぶ色が違いますね


読者から質問を受けました。「買い下がって、さらに買い玉を増やすということは含み損がどんどん増えていくということですが怖くないのでしょうか?」という質問です。これはまったく怖くないと言えば嘘になります。勝負ですから勝つ保証はありません。それはやってない状態と比較すれば不安はゼロではありません。ただそれ以上の期待にわたしは包まれます。物事が予定通りに進んでいるからです。そろそろエントリーポイントに近いと判断して、そこから買い下がっている、底を打つまで買い続けると決めているわけです。それで資金計画にも狂いはない。含み損が増えていくというの予定通りなのです。そして予定通りに行くことで最終的な利益は増えていくわけです。期待が高まるのは当然です。

やることは決まっています。計画通り買い続けるだけです。予定通りでやることが決まっている状態は不安よりも期待が上回ります。わたしにとって含み損というのは耐えたり我慢するものではないです。怖い思いをしてまでやる気はないです。よく株でメンタルを鍛えるとか言う人いますけど、株でメンタルなんか鍛えられないと思います。鍛えたきゃ寺とか行ったほうがいいでしょう。大事なことは勝負の道中でメンタルをいかに楽な状態に保つかということなんです。これは阿佐田哲也氏がなんども著作で書いていることです。彼は体勢という言葉を使っています。勝負に勝つためには良い体勢を保つことが肝要というわけです。つまり無理がない状態です。

では含み損が怖いというのはどういう状態でしょうか? それは予定通りに行っていなく、かつ打つ手がない状態です。例えば買い下がっていったら、思っていたよりも下がって資金が途絶えてしまった。ただ下がるのを見るしかない。こうなりますと自分が立てた予定と違っていますからここで自信が揺らぎます。自分が間違ったかと不安になる。そして資金はもうありませんからすることがありません。ただ上がってくれと祈るようになります。こうなるとどんどん悪い方向に考えが行きます。期待よりも不安が大きくなります。だから怖くて仕方ない。その状態が続くと仮にプラスに転じてももうホールドする気力がありません。だからやれやれ売りとなる。塩漬けとやれやれ売りはセットなんです。

わたしは底を打つまで買い進められなかった経験はありません。かならず底まで拾います。その代わりに買えないで終わってしまうことがたくさんあります。だからキャッシュポジションが多いのです。買う前に反転してしまう。これは儲けを逃したと言えますが縁がなかったと思うしかないです。仕方ないです。塩漬けになるよりよほどましです。塩漬けになった時点でやれやれ売りが見えている以上もう儲かるという話じゃないのです。これでお答えになりましたでしょうか? 勝負というものは必ず流れというものがありその流れを作るとか乗るとか意識していくわけです。それで流れに乗っているなという感覚があれば期待が不安を上回りますので怖くて耐えられないという状態にはなりません。

ついでに言うと含み益に耐えられないという人もいますけど原因は一緒です。不安が期待を上回るから含み益に耐えられないのです。どこかで予定通り行っていないか、はたまた予定が曖昧か、わたしは買う前に売る値段は決めます。これは当たり前のことです。仕入れて売るんだから商売です。売値が分からず仕入れるのは馬鹿です。でもその予定価格までホールドし続けられるのは予定通り行っているという確信とそれによって生まれる期待が不安を上回っているからです。期待>不安という状態を意識して作ることだと思います。許容できるのはせいぜい期待=不安まで。期待<不安をメンタル鍛えて克服するというのはわたしはないと思います。
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