無敵の含み益状態をどうつくるか？

１、揺るがない自信を維持できるだけの企業研究（銘柄選定）

２、エントリーポイントの見極め（企業価値算出してタイミングをはかる、底は近いという感覚）

３、計画的に分割して底を打つまで買い下がる（分割売買、１０分割して、１、１、２、２、４とか）

４、分割売買のベースとなる資金管理（底を打つまでお金が途切れない。底に近いほど大きく買う）

ここまでが仕込み、仕込んでからは

５、さらにコストダウンをしていく

　　a) 一部売却（口座から下ろさない）

　　b)配当で株を買う（口座から下ろさない）

　　c)買い直す（高いところで一旦売って下げたところで買い戻す）

この１から５がワンセットになります。うまく機能させると購入原価をゼロにできます。まさに無敵の含み益。プロとかは分割売買と資金管理を強調したりしますが、それは短期トレードの話です。素人が現物かつ長期で大きく取ろうとしたら、１と２は欠かせません。逆に１と２ができるなら、あとはギャンブルとあまり変わりません。勝負センスがある人間ならできると思います。（あまりいないかもしれませんが）それと２と３は大いに関係があります。底はわからないけど近いという感覚をいろんな情報から得るのです。テンバガーをものにできるできないは運だと思います。普通はないです。だから自分でテンバガーを作るのです。集中投資と分散投資という話は上の１から５ができるなら銘柄数を増やしても良いのでしょうが、それだけ資金が続く人がそんないるとは思えません。また同じ時期にたくさんの勝負に恵まれる可能性は低いでしょう。つまり結果として集中投資になるということです。わたしで過去に同時に保有した株は最高で３銘柄です。

コストダウンはとても重要です。abcと書きましたが、cは持ち株が増えますので儲けも大きくできますが非常に難しいです。わたしは過去に成功したこともありますが失敗して買い直せなかったことのほうが多いです。できなくても良いと思います。aとbはやる気になればできます。一部売却というのは非常に効果があります。多少持株は減らしますけど長期にわたっての心の安寧を得られます。日々の値動きに一喜一憂しなくなります。

わたしが２０２０年に買って現在も保有する株はこの１０年での最安値でした。すでに３倍近くにまで上がっていますが、これは以前も書いたように失敗です。そこそこは買いましたけど、大勝負になる前に反転して上がってしまったのです。つまり１から５の２が遅すぎた。でも買えただけましです。わたしは資金管理も考えてかなり引きつけるので遅くて買えないことも多いのです。追撃買いは野暮に思えるのでやりません。だって下がっている時に黙って見ていた株価ですから。下降トレンドから上昇トレンドに転じたから買いとか言う人もいますが、そんなことはわからないです。チャートで未来を当てるなんてわたしは信じません。まあ上がるか下がるかだから半分は当たるかもしれませんけどそんなのいらない。底を打つまで買っていけばまぎれがないのです。であるならなるべく間違えにくいことをするのです。さて今の状態でも十分な含み益と言えなくはないですが、やはりまた下がっていく可能性はゼロではないわけです。一度つけた安値は可能性はあると思います。そこでわたしは１０％か２０％だけ売るつもりです。売らないでもいいのですが売ることにしたいと思ってます。

１０％か２０％か？　間を取って１５％手放したとしましょう。１５％売ると原価はどれだけ下がるでしょうか？　これは算数なんで計算すればわかりますが、肝は売った利益は実現利益と考えずに原価に組み入れて口座からも下ろさないということです。つまり売った部分が丸々コストダウンになる。株価が３倍になっているということは１５％売るだけで購入原価が１５％の３倍の４５％下がることになります。一方で株数も１５％下がりますので５５％÷８５％で約６５％。つまり原価が３５％下げられたということです。（合ってるかな？）これは自分で計算してみてください。大きな効果が体感できると思います。

確かに配当も１５％減りますけどこれくらいだとそれほど気分に影響はないです。すでに一年以上配当も貰っていますのでそれも考えると原価は半分近くになります。このまま配当を原価に組み込んでいくと５年くらいで原価がゼロになる見込みです。こうなると完全に「無敵の含み益」状態と言えるでしょう。１５％売ることでかなり可能性は高まるし早まると言えると思います。ちなみに売る部分NISAを当てますので売却益に課税はされませんのでそのまま原価に組み込めます。実はもうひとつ同時期に買った株があるのですが、それも同じように上がっているのですがNISAではありませんので売らずにホールドします。配当でのんびり原価を下げていきます。今の税率とわたしの経済状態だと税金払ってまで原価を下げる必要はないです。