自分に合う投資方法って考え方はおかしい

2022年03月16日
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株式投資
時々わたしの投資スタイルについて真似ができないというコメントをいただくことがあります。何を指して言われているかによりますけど、手法的な面で言うともうわたしのやり方は今はできないという部分が多いと思います。自動車業界というのも大きな流れがあるわけで、わたしが業界にいたころは、燃費技術、排ガス技術、車体制御技術、など群雄割拠して非常に先が見通しづらかった。法規制も頻繁に変わっていた。業界の地図が激しく変化していた時代だったのです。だからこそわたしのような業界のエキスパートに優位性があった。だから投資をしたとも言えるしそれに合わせた戦い方をした。狙いは化ける中堅企業。昔は東京に自工会が運営する自動車図書館てのがあったんです。(今は移転したみたいです。)そこにありとあらゆる自動車についての資料や書籍が並んでいた。わたしはそこで勉強してました。

ちなみに業界についての基本的な理解は株式投資であったほうが良いと思いますが業界団体の発行する資料とかは目を通しておいたほうが良いと思います。業界全体の進む方向とかが把握できます。それと日産自動車に投資をするならそれと同じくらいトヨタもホンダもマツダも、いや海外の他の会社の調べないといけません。日産は復活する!って言うなら、それは競合を制して売上を伸ばし市場占有率を上げるということですから競合相手に勝てなくちゃいけない。であれば相手のこと調べてどっちが強いかて理解しないといけない。日産は中国とか海外の売上比率が高いので日本じゃなくて中国で売れる車を作らないといけない。じゃあ中国で競合する自動車メーカーとの比較もしないといけない。日本で出てきた車を見て、お、これは売れるぞ、日産復活だって話じゃないと思います。日産って日本で売ってない車たくさんあるし日本の比率は低いわけです。

でもそうやって業界のことを詳しくやたら調べた結果、投資先がないって結論もありうるわけです。結局その時々で時流にあった投資というものを自分で見つけてか恵まれたでも良いのですがやっていくしかないんだと思います。不動産だって同じです。わたしの不動産投資はかなりユニークでわたし以外にやっている人はほとんど見ません。株で儲けたお金で分譲マンションをキャッシュで買うという方法です。それも住みたい人気の高い主要な駅から近くてかつ建物がしっかりとしていて、家族が住めるような広さの、いわゆる持ち家と呼べるレベルのマンションです。わたしは自分でも使えるような家しか買いません。だからこその資産と言える。身内に使わせることもできる。縁もないところでやっても結局最後どうするの?って話になるし、離れたところは土地勘がないのでなにか落とし穴にはまる可能性がある。

じゃあわたしと同じようにやろうと思っても、もう今は価格が高騰していてできません。高くて買えないでしょうし、中古も良いのが市場に出てこない。わたしのようなやり方は今はできないと思うし採算も合わないと思います。わたしがやった時はその時の市況に合っていたということです。これからのしあがろうとか儲けようと思うような方は自分なりにどうやって時流に乗るというか、与えられた環境に合う投資をするかだと思います。よく自分にあった投資が一番だなんて言う人がいますけどわたしには信じられません。だって自分が与えられた投資環境は自分では変えられないのですよ。であれば自分が変わるしかないじゃないですか?変わるというほど大袈裟でなくて環境に適合して合わせていくのが当たり前。自分に合った投資なんて、何言ってるのか?ってわたしは思います。自分に環境のほうが合わせてくれるってことですか?まあそれで勝てるならいいですけど。わたしは環境に合わせる、言うならそれが投資スタイルです。まあそこまでいった上での好き嫌いはありますけどね。
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