学び、把握して、まとめて、説明する

2022年03月13日
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家のこと不動産投資のこと
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那須岳が湯船から望めます

那須ではホテルでもマンションでも湯本付近でない施設は基本温泉は循環させています。循環と言っても全部循環でなく新しい温泉(掛け流し)と組み合わせて、水位調整、温度調整、水質維持を行うわけです。温泉の供給と循環と二系統ある。その循環をさせるためには温泉濾過装置というものが必要になります。濾過装置というのはどんなものでしょうか? 外見はタンクに見えます。浴槽から温泉が返ってきますと、まず「集毛機」というフィルターで髪の毛程度以上のゴミを取り除きます。次に「薬注機」で消毒用の薬を注入します。細菌を死滅させる。そしてポンプで加圧して「5方弁」という弁を通して「濾過器」本体に送り込む。濾過器の中身は簡単に言うと砂です。人工砂。それが上の方はきめが細かく、下に行くほど粗くなる。そして濾過が終わるとまた5方弁を通して、次に熱交換器に送られてそこで加温して浴槽に戻される。浴槽には温度計と水位計が設置されてその信号を元に温泉を供給します。

どんな濾過器が良いのでしょうか?実は大差ないです。濾過器の能力はどんなメーカーを選んでも構造は同じです。(違うのもあるけど特殊なもの)基本源泉が主役で循環部は補助ですから入浴者が感じるほど泉質に影響ありません。ただ濾過器の材質はキーになります。温泉という腐食性の水に対して強い物でないといけない。わたしがいるマンションの現在の濾過器は鉄製です。中はコーティングしてあります。29年前の設置ですから鉄しかなかった。腐食に弱いです。かなり錆が浮いています。その後腐食に強いステンレスのものが出てきた。ただステンレスはコストが高いという欠点がある。そこで最近はFRPという樹脂が中心になってきている。軽くて安いのです。そして腐食はない。ただFRPにも欠点があります。長期使用でクラックが入る可能性がある。FRPは耐久性としては20年くらいが目安ですが、それより持つかもしれません。まだ30年使われたFRP濾過器は市場にないからよくわからない。ただホテルや旅館などの温泉施設では大量のお客が入って循環される水量も多いので、20年も経てば他の部品ともども交換するので寿命的には十分なんだと思います。

我がリゾートマンションはどうでしょうか? そんなにたくさんの入浴者が毎日いるわけではない。そして鉄製のものでもなんとか30年持ってきた。30年というサイクルを考えると、材質としての耐久性はFRPよりステンレスの方が優っていると思われます。浴槽でもステンレスの浴槽とFRPの浴槽ではステンレスの方が長く持ちます。だから今はホテルでFRPが主流だからと言って自分達のリゾートマンションでもFRPが良いかどうかは疑問です。あまり距離を乗らない自動車みたいな使い方だからです。コストとの兼ね合いにもなるでしょう。ということでいろいろ業者を探して二社に絞っています。一社はFRPでもう一社はステンレスです。見積もりを見て決めますがステンレスの方が安くなればステンレスがいいかなって考えています。その他メンテとかサポートか考慮すべき点はありますが、メンテと言っても何年かに一回ですので、値段と材質が選定のポイントです。

ざっとこんな感じです。わたしは濾過器に詳しかったわけでもなんでもないです。管理組合の理事として買うために調べて理解した。そして今は他の理事に説明をしなければいけない。構造を理解して何が重要かを把握してそして何もわからない人間が聞いても、わかるように説明しないといけない。まあわたしの得意とするところです。本を読んでも映画を見ても資料を読んでも、全体像を把握して何がポイントかをつかみ要約する力です。急速に学ぶ力も必要です。この力があるとビジネスもできるし株式投資も強いし不動産投資もできるし、なんでもできると思います。以上自分の備忘録がわりに書きました。ほとんどの読者には関係ない話でした。でも最後まで読んだでしょう。なにかおもしろい話があるかもと期待させるのがわたしの悪い癖なんです。まあ温泉に入ることもあるでしょうからそうなってんだって話です。

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