今プーチンが考えていることはなんだろう?
2022年03月02日
ウクライナに寄付をするというのは悪いことではないとは思います。金はどこかで必ず使いようがある。でも政権が維持されればですよね。ウクライナに送ったつもりだったのにロシアが差し押さえるという可能性はありませんか? それといますぐ送っても使えない。むしろ難民支援組織への寄付の方が現実的かもしれない。お金が集まったというメッセージ性はあるとは思います。ウクライナ国旗のライトアップが無駄だと批判が多いそうです。そんな金があれば寄付したほうが良いとか言う人もいる。そうですか? 励ますってのはけっこう重要でインスタとFBで世界にも拡散されれば演説よりも日本の立ち位置についてのメッセージ性はあるように思います。仮にスタンドプレイだとしても。非常事態が起きた時に動機がやましいとか言う批判はわたしはあまり意味がない気がします。杉良太郎さんが災害の時に焚き出しをやっていて、それを売名行為だと批判した人がいて、そしたら彼は、「そうですよ。みなさんおやりになればいい」って答えたのが傑作でなんか思い出しました。
ーー以下プーチン氏が考えていることを想像するとーーー
キエフ制圧が当初の想定より遅れているというのは間違いない。ここからキエフ制圧をするためには市街戦か、ミサイルや空爆などの市民を巻き込む攻撃(含む核攻撃)のどちらかを選ぶ必要がある。ゼレンスキーを殺害しても後を継ぐ人間はもういるようだ。市街戦は長期化必至だし勝てる可能性が低い。戦死者も増える。だから早い段階からは選べない。ではと無差別攻撃をしたらどうなるだろう? 仮にそれで制圧して自分は政権を維持できるだろうか? 破滅的だと思うけどすぐに転覆するとは言えない。しばらく持ち堪えれば状況も変わるかもしれない。一方で撤退したらどうなるだろう? 戦死した兵士もいるのに何も成果がなくて制裁は残るとして自分は政権を維持できるか?ーー>これはたぶんできない。強さこその自分だから。いくらなんでも国営放送でウクライナ作戦は成功したとは言えない。
では攻撃もそこそこにして、今の戦況を維持するのは? 長くは絶対できないけどしばらくはあり得る。数週間か数ヶ月かわからない。でもそれでどうする? いずれ兵站と制裁で限界が来る。話し合いはどうだろう?そもそも話し合いができないと判断して侵攻したのにこの状況でウクライナが譲歩するとは思えない。非武装化を提案しているのは他に言うことがないからだ。さらに強硬になっているウクライナが折れないことは自分だって知っている。どこかに仲介を頼めないか?ウクライナを説得して非武装化できる国はない。停戦協定ならあり得るけど、停戦はこっちが長くはできない。結局攻めるか撤退するか? どっちかしかない。撤退すれば即アウト、ミサイルや核攻撃をしたら相当まずいことになるけど、すでに相当まずい状況だ。でもさすがに核は使えない。理由は歴史上この作戦を正当化できなくなる。生きている人間の批判より歴史家のほうが気になる。持ち堪える限界の期日を指定して、それまでにキエフ市民には避難を呼びかける。避難しない市民は戦闘員とみなすと宣言する。当然残る人間も出るだろうけど、期限が来たら他に手がない。それまでに何か出口が見つかるかもしれない。完全に追い込まれたら、しかたないが激しい空爆かミサイル攻撃を交えての総攻撃を行いキエフを破壊する。その後どうなるかはわからないがとにかくキエフは制圧してそこから考える。
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以上かな? とにかく恐ろしいことしか思いつかない。
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