不動産と株、リタイアライフで有望なのはどっち?

2022年02月15日
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家のこと不動産投資のこと
これからは不動産は成長が見込めないので投資対象として魅力がないと言う人がけっこういます。株のほうが魅力的だとか言う人もいます。少子化が進み人口も減り空き家が増えるからという理屈のわけです。成功する不動産投資家はこういう指摘を笑って聞きます。わかってないなと。株などの金融商品は買った株は全部同じです。古くて汚いトヨタ株などありませんし新品同様のトヨタ株もありません。ところが不動産はそうは行きません。物件ひとつひとつ同じものはありません。また地域の事情もまたそれぞれです。いくら一般論がどうのこうのと言ったところで、詰まるところ人間はどこかに住むのです。いくら人口が減ると言っても急に誰もいなくなるわけではありません。人々がこういうところに住みたいという魅力的なロケーションは必ずあります。そんなエリアに魅力的な物件を競争力ある価格で提供すれば必ず借り手はつきます。総論より各論の世界。つまり腕の差、目利きの差がものをいうわけです。

一般論として特に能力の低い人間にとっては不動産は成長が見込めないので魅力的ではないと言うのが仮にそうだとしても、そういう能力の低い人間が不動産の代わりに株をやって儲かると思いますか? まずないでしょう。株だろうが不動産だろうが負ける人間の方が多数なのです。ただ不動産というのは大勝ちをしようとするといろいろ無理が生じます。しょせん個別の積み上げだからです。一方で優良物件をいくつか絞ってもっていれば、老後に安定したキャッシュフローをもたらしてくれます。不動産が良いところは自分でも使えるということです。また身内に使わせることもできます。もちろん貸しておいても良い。株はいくら持っていても自分では使えません。そこが「家」という特別な価値が金融的価値に加えて不動産には存在するわけです。

わたしは老後のデイトレードを最悪の時間の過ごし方だと何度も書いています。老後に部屋に引きこもってパソコンの画面を見て1日過ごすのは馬鹿げていると思います。もちろんプロの相場師とかいわゆる玄人ならそれを職業としてやるてもあるでしょうが、大して儲からない素人が他に生活の手があるなら、それこそ健康年齢まで元気よく遊んで人付きあいをした方がはるかに思い出多い人生を送れると思っています。その時に手間暇をかけずに堅実にキャッシュをもたらしてくれるという意味では株より不動産は堅実だと思います。ただ大きな壁があります。現金であるいは少ない融資で買えるかどうかです。それも魅力的な物件を。退職金でチマチマ株をやって段々減らすくらいなら、どんと良い不動産を買えるなら買ったほうがどれだけ堅実かと思います。ちなみにわたしが言うよい物件は誰もが買って住みたくなるような物件です。そういうのを例えば50歳くらいで買って定年時には無借金であればずいぶんと楽なはずです。出口にも不安がない。先を見据えた戦略が必要です。


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