これから株を始めようというあなたに2ー自分を楽にしない
2022年02月08日
かなり前の話です。正直大きなお世話でちょっかいを出すわたしが悪いのですけど、どうしても本音を引き出したくて、そしてそれが今後株式投資を始める方の参考例になると思って、含み損を抱えるある初心者投資家さんにコメントをいくつか入れたことがあります。わたしがここで書いているようなことを礼儀正しくは書いているんですけど内容は辛辣だったと思います。もしもわたしの言うことを素直に聞ければ誠意あるメッセージだと思う人もいると思いますが、その方にはあり得なくて、そこで最後にこういう反応が来たのです。「わたしは別に株だけをやっているんじゃなくて他に大切なことがあります。株はあくまでも楽しくやれればいいのです。別に含み損なんて気にしてませんのでおかまいなく。」この答えを聞いて、わたしはなるほどと思いました。思った通りだったのです。

何が思った通りだったのでしょうか? その方は含み損を抱えてそこで初めて100万円以上の含み損を気にしないと言ったのです。最初から100万円なんて気にしない?絶対違いますね。本当に100万円捨てるつもりなら児童養護施設に寄付して欲しいです。ただ軽い気持ちで儲からないかなと期待したけど含み損になった。そこで初めて含み損を抱えた自分を肯定するという精神作業を始めたのです。最初から、損してもいいから楽しければ良いと株を始める人なんているわけがありません。だいたい100万円って大変な金額です。気にしないですむはずはないのです。でも含み損って事実は消せないからそこで自己洗脳を始めたということです。さてそんな考えで株式投資を続けていってどうなると皆さん思われますか? まあ結局大損抱えて消えました。結局本気で取り組む機会をその方は自ら捨てたのです。
そもそも安易に始めるなと1で書いたのですが、でも安易に始めてなくても最初からうまくいく人なんてそんなにはいません。十分に準備して周到にやったつもりでも思うようにいかないのも当然ありうる話です。そこで安易に、どうせ株は遊びだし、趣味だし、そんなに儲けるつもりもないし、などと始める前に考えていなかった思考を自分を楽にするために呼び込んではいけないということです。辛くてもそれに耐えて逆境からベストの奮闘で巻き返すぞと、新たに闘志を燃やすことです。言うならある意味初心貫徹ということです。個人的にはわたしは株式投資が趣味にならないと思っています。けっこう大金が動くじゃないですか? そんなこと他の趣味で当たり前にやっている人どれだけいるんですか? ここまで読んでもしも株にこれから始めようという方がいたら、まず問いたい。最初にどれだけの覚悟をしますかと。いろんな覚悟があります。わたしは最初から一生分稼いでやろうと思った。施設の子でも富裕層になってやろうと思った。だから何年でも待てるし、ちょっとうまくいかないくらいで信条を変える気なんてありませんでした。

わたしこんな文章は時間をかけずに書きます。ブログ見ればわかる通りわたしこそ投資の優先順位なんて低い低い。いや実はスキー開眼したけど、閉眼したみたいです。なんか変なんですよ。それでよせばいいのに師匠と別にスキースクールに入ってみたんです。そしたら生徒が一人でプライベートレッスンになった。そしたら全然今までと違うことやらされて何を言ってるんだかまったくわからない。ずっとしゃっべてる先生なんです。最後わたしがしゃべらなくていいから前を走ってくれ、後ろからついていくからとそれで真似して滑ったら、ようやく少しわかった。でも時間と金の無駄でした。あれ、これってこんな馬鹿な生徒になるなって、わたしが株で言っていること、わたしはスキーでやってんですね。本当に馬鹿だね。師匠と決めたんだから脇目ふらず師匠についていけばいいんですよね。すっかり凡人ぶりを披露しました。まあスキーが株でなくてよかったです。わたしだってなんでもかんでもやるなってわけじゃない。いやというか投資と仕事以外はほとんどしれている。実際ゴルフもスキーも乗馬も大してうまくないし。あーやだやだ。でも頑張るぞスキー。
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