結論が早いと決断が早いの違い
2022年02月05日
現役時代に仕事をしていても簡単に結論を出す人間っていました。たいてい仕事ができなかったです。へ?それでいいのってくらい簡単に結論をだしちゃう。わたしの感覚では結論というのは100%ですから、そこへいくまでに80%とか60%とかを通過するもんです。簡単には100%にならない。それがいきなり100%になるって人は、物事を簡単に決めつける傾向が強い人です。言うなら思慮が浅い。今はネットで個人が自由に発信できる時代ですけどいろんな人の文章を読んでいて、自分が一緒に仕事をしてきた人はむしろ慎重だったんだな感じるくらいです。それくらい世の中てのは簡単に結論を出す人が多いなってわたしは思っています。
その一方で思慮深くいろんな要素を勘案して慎重に物事を判断するんだけど、その結果決断が遅い人がいます。遅いというより時期を逃しちゃう。これは仕事をしていてたくさん見ました。頭の良い人ほど決断が遅いという傾向がある。会社でなにか決断をする時に、いつまでに決断しないといけませんか?って必ず聞く人間がいました。テストの締め切り時間を聞くのと一緒。でもビジネスの現場はテストじゃありませんから早く決断することで状況がどんどん変わるわけです。いくら結論が立派でも結論は行動のためにあるのですから行動に結びつかないなら結論の意味はないわけです。
仕事をしていて、「この人できるな」って人間てのは、結論は思慮深く出していくけど、全部が見えていないと認識した上で決断ができる人でしたね。決断するタイミングを決断できる人です。株式投資でも大きく勝ち越す人間はこの傾向を持ち合わせているんじゃないでしょうか? 結論が早ければ決断が早いのは当たり前です。簡単に決めてしまい投資。それで思ったようにはならなかったってことになる。一方で結論に慎重だけどその結果時期を逃してしまってそれで儲からない人もいる。どっちも株式投資で成功をおさめるには足りない気がします。簡単には結論を出さないけど果敢に決断できる人、こういう人は株式投資は向いていると思います。つまり思慮深いけど決断力がある人ってことです。一見相反するものを高い次元で両立しているってことですね。それがブログなんかの表現にも現れるとわたしは感じます。
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