昨年の確定申告でわたしと妻は配当収入を総合課税にして申告をしました。その際に住民税は申告なしの扱いにする手続きもしました。その方が節税になるからです。それは良いのですが、とにかく所得税は総合課税です。さて株を保有する吉野家から株主優待券と配当が半年ごとに送られてきます。今回開けたらわたしの分の株主優待券は入っていましたがどういうわけか配当の欄に金額が記入されていないで✳︎マークがいくつも並んでいます。いつもなら源泉徴収をされた配当が記載されていてそれを郵便局に持っていくと現金に変えられるのです。わたしの配当はどこに行ったのでしょうか? 証券会社に問い合わせをしてはじめてわかりました。わたしの配当は証券会社に振り込まれていたのです。その際源泉徴収はされていない。自分で確定申告をしないといけないようです。
つまり吉野家はたぶん税務当局から連絡を受けてわたしの配当の源泉徴収を止めて配当をわたしに送金するのも止めて、代わりに源泉徴収していない額を証券会社に振り込んだということになります。さらに不思議なのは同じ処理をした妻の方は今まで通り配当が源泉徴収されて送金されてきたということです。私と妻とでいったい何が違うのでしょうか?昨年の確定申告で妻もわたしも結果としてかなりの還付金がありました。同じ日に申告書を提出したにもかかわらず妻の分はすぐに還付金が振り込まれてきましたが、わたしの分はなかなか振り込まれませんでした。結局確か1ヶ月くらい遅れて振り込まれたと記憶しています。なんかわたしの申告だけ精査されたような気がしました。これら一連の流れはたぶんなにか理由があるのでしょうが、税務当局からの「お前のことはちゃんと見てるんだからな」というメッセージを感じます。まあ別に悪いことしなければいいのですが、ただ解釈の違いというのもあります。
以前「
油断がならぬ税務当局」という記事を書いています。この時に何度も何度も税務署とやりとりしてその結果節税に成功しました。税務署とはその前にも二度ほどずいぶんとやりとりをして修正申告をしたこともあります。随分と不本意でしたが負けました。またお尋ねが来て答えなくても罰則がないと確認して複数回無視したこともあります。答えたくなかったからです。わたしの場合は一介のサラリーマンにもかかわらず割と大きな株式売却益を申告したり不動産売買を繰り返したり海外の金融機関にも資産を持っていたりで、ひょっとして税務署はわたしのことを「油断がならぬ納税者」とみなしているのかもしれません。そしてそのレッテルはたぶん二度と外れることなく一生ついてまわる。実は他の証券会社でももともと源泉徴収されていた配当がいくつもあります。それが今は源泉徴収されているのかいないのか未確認です。証券会社からくる確定申告用の資料を見ればわかることですが、とにかく中身をよく精査して間違えないように申告しないといけません。もう大して稼いでいないのに我ながらご苦労なことです。でも生きている限り確定申告から逃れられません。確定申告歴たぶん27回かな?
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