修行
2013年11月17日
児童養護施設で働き出して一年以上だ
ここで働き出した動機は社会への恩返しである
その考えは残ってはいるが
ちと変化も出てきた
それは何かと言うと
恩返し以上に
自分のために働いているのだという気持ちだ
ここで働くことは
今まで働いてきた以上に
自分が人間的に成長する肥しになっているとわかってきた
まあ、言うなら
毎日が修行である
子供達から悪口雑言罵られ
先輩職員からも罵られ
(勿論全員じゃないけど)
それでも
決して切れることなく、心穏やかに
少しでも子供達のプラスになるように考え行動する
勿論我慢しているという気は毛頭ない
実際何を言われようが腹は立たない
ただ、ここにいる
大人にせよ、子供にせよ
話が通じないのがとても面倒ではある
向こうの言っていることはわたしはよくわかる、
だが、わたしの言うことは殆ど通じないのである
というか聞く気がない
そこがまさに修行である
知人から
よく一年持ったな、半年くらいで辞めると思ってた
と言われた
確かにいつ辞めてもいいような気もするけど
石の上にも3年という
30年もサラリーマンやってきて
たった一年で辞めたら
ここのブログの読者に
なんだハルトモはだらしねえ
と笑われるから、それで辞められないな
と知人に答えた
そしたら
それだけで日記を書いている意味はあるな
だと
この前
園長と二人で話していたときに
彼が印象に残る事を言っていた
職員は気に入らなければいつでもすぐに辞められるし
実際辞めてしまう
一方ここに好き好んで来た子供は一人もいないのに
子供達はここを辞めることはできないのです
どんなに嫌でもここにいるしかない
まったくその通りだ
子供の苦労に比べれば私の苦労なんかどうということもない
むしろ
修行させていただいて
感謝するという気持ちを持たねばいかんだろう
しかしこんな修行をして
ハルトモ君はどうなるんだろう?
楽しみだな
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