仕込んだ株が倍を超えてきたら
2022年01月12日
一年ほど前に買った2銘柄は両方とも株価が倍を超えてきています。昔のわたしだったらどうしたんだろうなって思います。だってボッシュの時は倍以上になったところで一旦全部売ったんです。手放す気はないけど全部売った。下がるって自信があったんですね。実際そこから半分近くまで下がってそこで買い直すどころか買い増した。そんなことを2回もやった。結局最終株価は10倍だったけど一点集中でそんなことすればそれは資金はうなぎのぼりに増えるわけです。リーマンショックの時のトヨタだって大暴落してそこから40%跳ね上がったところで全部売った。それでまた下がったところで買い直した。この時買う量減らしちゃったけど、でも凄い儲かった。その一方で日信工業なんて40%上がったところで全部売って、買い直すつもりが買えなかった。思ったほど下がらないでまた上昇した。そういうこともあるでしょうね。デンソーとか太平洋工業は上がったところで売って終わり。吹いたところで一旦売るってチャンスが見えなかった。これが王道なんでそれでいいんですけど。
考え方としては倍になると半分売るって方法はポピュラーですよね。原価がゼロなるから恩株と言ってもう負けがなくなる。悪い気分じゃないです。でも半分売ることで上昇にも下落にも備えているわけで、資金が大きい人はいいけど、これからドカンと増やしてやろうって人なら中途半端とは言えるかもしれないです。だいたい勝負師ぽくない。なにせ20年くらい前のわたしは鬼神のような勝負師だったんですね。やたら思い切りが良い。ずいぶん危なっかしいことしててもまったく怪我しない。それで一気に儲けきった。リーマンショックの時はまだ凄い迫力が残っていたのか全部売って買い戻すなんて荒業やった。ただ今回と違うのはわたしはトヨタって会社を長く保有する気はなくてキャピタルゲインってことで狙いを絞っていたんです。
今回は狙いは配当というインカムゲイン狙いです。株価は含み損にならない程度なら気にしない。一旦売って買戻す気はない。(ちょっとあったけどもうない)だから恩株にするメリットはさほどない。半分売れば配当も半分になりますからね。それと20年前とは資金量が違う。桁が違う。増やす必要もない。だから半分も売る気はないです。ただ4分の1とか売る手はあるかなって思ってます。4分の1売ると原価はさらに半分になるので、現在の株価の4分の1で買ったことになる。つまり買値に対して4倍になったことになる。これは会社の歴史を見てもそこまで下がることは考えにくい。それに対して配当は75%になるけど、そんな減った感じでもない。まあこれも配当がなければ暮らせないわけではないので、どっちでもいいかなって気もします。売る気はないけど会社の自分なりの評価だと3倍なんです。だから3倍になった時点で20%くらい売るという手もあるんでしょうけど、昔と違うのはこうでなきゃいけないって勝負はもうしないってことです。ある意味どっちでもいい。気分で決めておけばいい感じです。こうやって方法論とか姿勢とかも変わっていくもんだと思います。どっちでなきゃいけないって議論する株の掲示板とかもありますけど、まあご苦労なこったと思います。
- 関連記事
-
-
「敵を知り己を知れば、、」個人投資家にとって敵とは誰か? 2023/11/13
-
トヨタとワーゲン 2013/03/03
-
「答えではなく問題が間違っている」個人投資家にありがちな誤謬 2023/05/22
-
ネットの情報交換で個人投資家の勝率は上がったのか下がったのか? 2021/05/27
-
優待(配当)狙いの株ならずっと持ってれば良いのでは? 2023/11/05
-