株式投資における環境認識とは
2022年01月11日

今シーズン滑走7日目ですが晴れた日は1日しかありません
こういう環境では休み休みで
スキー場でブログ記事など書きます
臨機応変です
かつて知人でデイトレが趣味?というか一生懸命やっていた人がいて、ところが家族で重い病気が出てそれで治療とか面倒見るだとかでそれは身体的にも精神的にもかなりキツかったはずなんです。ところがその人デイトレっていうか相場を毎日続けていたんです。それで雑談でも株式投資の話なんかもするので、わたしはしばらく休んだほうがいいんじゃないのって言ったんです。そしたら相場を張っていれば気がまぎれるし、それと今の相場つきは絶好のチャンスなんだ。逃したくないって言うんです。で結果どうなったかと言うと、その人負けましたね。気晴らしで勝てるほど甘くないってことです。身辺に心配事があって集中できない状態で戦っても判断を間違えるってことで、やはりわたしだったらやらない。自分が戦える体勢にあるかないか? 考えればこれも立派な環境認識じゃないでしょうか?
もっと細かな話もできます。企業に投資するのが株式投資のわけです。であれば企業を取り巻く環境も同じく株式投資における環境認識になって当然です。その業界が進む方向とか、あるいは競合の状況とか、それはそんなのは気にしないって言うのも勝手ですけど、そういうのも環境であって企業そして株価に影響があるってことは厳然たる事実のわけです。だからそれはあるってことをわかってやらないといけない。自分がどれだけ見ているか? それも環境かもしれない。そしてわたしが考えるにはもっと重要な環境認識というのがあります。よく勝ちやすいときだけやれば良いとかいいます。だから自分にとってわかりやすいときだけやればいいと。ただ自分が簡単だと思ったときに他の投資家も簡単だと思ってたりしませんか? テストの問題と同じで簡単な問題だったら90点でも不合格になる。一方で難しい問題だったら60点でも合格する。つまり他の投資家に対して自分は優位に立っているなと環境認識ができたときに勝ちやすいという判断をすべきとわたしは考えるわけです。だから皆が相場付きが悪いと思って尻込みしているけど、自分は企業の個別事情を十分把握して他の投資家より優位にあるのでここは勝負だ!って判断だってありえると思うのです。
結局株式投資というのは総合力の勝負です。なにか決まったマニュアルでこれだけやれば十分ということにはならないのです。なぜなら相手がいるからです。自分が買ったときに売った人間がいる。自分が売れば買う人間が必ずいる。どっちが勝つのか? その他同じ銘柄でうごめく多数の投資家がいる。相手を凌駕した人間が勝つわけです。弱い相手を見つけるのもいいし強い相手も避けるのも良い。さる相場師は株式投資の必読書は、孫子だって言うのですけど、聞いた人間のほとんどは意味がわからずに投資技術ばかり語って自分が詳しい気という人もいる。そういう人が無理やり孫子を読んでもきっと意味がわからないと思います。どこが勝敗を分けるかです。ある意味最初から決着がついているとも思えます。
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