やはり有名人の言うことは信用できますか?

2022年01月10日
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株式投資

たまたま食事しながらテレビを流していたら、ワイドショーと言うのか延々とコロナについての話題で、それでいろいろ立派な意見を言うのが、弁護士と気象予報士とテレビ局の人間。言うならコロナについてはまあレベル的にはわたしと変わらないんじゃないかと思うような人がワケ知り顔で話している。素人の立場で感想を言うならまだしも立派な論客になっている。特にわたしは弁護士とか教授とかが自分の専門外についてテレビで偉そうに語るのがとても不思議に感じていて、弁護士なら法律のことだけ喋ってればいいんじゃないかしら? でもこれはたぶん呼ぶ方が悪いというか見る方が悪い。弁護士さんならコロナについても正しいことを言うだろうという思い込みが視聴者にあって、弁護士出しておけば番組になると製作者が思うからきっと出すんでしょう。呼ばれるほうは有名になれば自分の商売に有利だしそもそもテレビに出たいって人もいるはず。大学教授も自分の専門を話すならいいけど、なにかコメンテーターみたいになんでも話すのは、素人がなんか言うのと変わらないと思います。ただ教授という肩書きがつくからそこで権威に弱い日本人は納得しちゃうので番組が成立するんでしょう。

日本人というのは権威が備わったかの見栄えで急に従順になったり、あるいは権威がない成り上がりだからと軽く見る人がなんでこんなに多いのかしら?ってそこはいつも考えていて何度か記事にしたこともあるんですけど、やはり封建主義時代からの庶民の心根がそのまま引き継がれているのかなって感じます。日本人は成り上がりを馬鹿にする。ところが成り上がりが権威になると急に尊敬する。その権威がけっこう頼りなくて有名人というのも立派な権威になったりする。あんな有名な投資家が言うことだからきっと正しいのだろうとか。わたしが自動車業界でマーケティングスペシャリストの現役時代に、自動車業界の株式投資について話すと、それは違う専門の評論家はそうは言っていないとか知人から否定されたりしたんです。その人専門家じゃないですよ。わたしが専門家ですって言っても、知人は違うって、わたしの言うことを信じない。別に信じなくてもいいのだけど専門家の話は聞かずに有名人の話を真に受ける、それじゃ勝てっこないなって感心した記憶があります。

日本人てのは評論家を馬鹿にする傾向もありますよね。ただ口だけで何もしないくせに偉そうに言うって。会社でも評論家は要らないんだよとか言う人いました。でもそれって評論家って肩書きで出てくるからそう思うだけで、大学教授も弁護士も専門外のことを偉そうに語るなら、もう評論家以下のわけです。でも権威があると真に受けるってなんなんでしょうかね?って思います。こと株式投資について言うと、権威に弱い人とか、あるいは権威をかざしたがる人は、たぶん性格的には向いていないと思います。かと言って意味もなく権威に反発したりもやはりあかんとも思いますけど、そういう人よりは真に受けてはいけない権威を受け入れている人のほうがずっと多い感じですね。理由は明確で負ける人のほうが多いからです。つまり学ぶ人間間違って選んでいる。さもなきゃもっとみんな勝てるはずです。


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