売りが難しいと言う人は「投資家」ではなく「投機家」だと思います

2021年12月18日
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株式投資

わたしは多くの個人投資家が、株価が上がるのを期待して株を買うけど、実際いくらで売るかを明確に決めていないことが多いということを非常に不思議に思っています。その挙句に売りは難しいとか、何言ってんだろうって思います。結局株式投資と言っても「仕入れて売る」という商売なんですから、魚屋がいくらで売るかわからないで仕入れる馬鹿はないのと同じく、売値は必ずその値段で売るとは言えなくても、目安は持っていて順調であればだいたいその値段で売る。目論見が外れるとディスカウントもある。これが普通でしょう。値上げするってのはよほどのことだけど、調子に乗って値上げするのは相手の足元を見るような商売人って感じでわたしは好みません。結局企業に投資をすると言ったところで、全体に見通しとかが漠然として甘いんじゃないでしょうか? ちゃんと自分で決めていないってことです。企業研究もかなり甘いのかもしれません。実は世の中投資家だと自分で思っていても投機をやっている人の方が多いんじゃないでしょうか? ちゃんとした投資をしてたらそんな負けないとわたしなどは思います。

投資家というのは企業のビジネスに投資をする。つまり企業実態の将来にお金を賭けるのですから、実態企業価値を気にする。逆に人気で株価が上下することに賭ける人もいます。そういう人たちは人気化して株があがればいいわけで(あるいは逆も)、実際いろんな企業分析の能書きを言ったところで、実は投機家って人が世の中多いんじゃないでしょうか? 脱炭素で人気化する。これってわかりやすい例でひとつも企業は儲かってないのに期待だけで株価が上がるわけです。もちろんそういうやり方でもいいと思います。ただ自分がやっていることがわかっているかいないかってことです。実際私は基本投資家ですけど、勝負銘柄では投機家を混ぜます。上がったところで一旦売って買い戻す。これは投機家の行動ですが、わたしはこれもやります。ただ人気で決まる部分はどこまでいくかわかりっこないと思います。別に投資家でも投機家でもどっちが上とか下とかはないですが、ただ少なくともわたしの場合には、投資家として買うときに設定した目標価格に達したならそこからは投機はしません。投資家であるという姿勢を忘れたくないのです。
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