FIRE実現後にどう生きようが自由です
2021年10月23日
このブログの読者なら勘違いする人はたぶんいないと思いますが、わたしはFIREと称して引きこもりのような節約ライフを自分でしたいとは思いません。でもそういう人は無理して会社にいても良いことないんじゃないでしょうか?そうまでしても会社にいるのが苦痛でたまらないって人はいると思います。であるなら先がどうのとウジウジせんとまあできるものなら一度やってみたら良いのです。そこで人生について落ち着いて考えても良いとわたしは思います。やってみたらいろんなものが見えてきます。2−3年浪人するのも良い経験かもしれません。それで一生引きこもりでもそれはそういう人で仮にFIREしなくても人生の質は別に変わらないし、その人が楽な分やはりやってよかったという結論になるのかもしれません。
その前提の上でFIREについてわたしが感じるのは、甘い見通しでFIREしている人が多いなって思います。まず投資で食っていくという考えは無理があります。何十年もうまくいく可能性は低い。どこかでストレスを抱えるピンチを経験するでしょうね。破綻する人もでるでしょう。それから人生観についての甘さがある。人間というのは生きていれば考え方も変わります。やりたいと思わなかったことに挑戦してみたいとか、そういう新たな発見というか展開は誰にも起こり得ます。その時に金がないので何もできないってことになるならFIRE成功とは言い難いわけです。特に若くして結婚しないとか子どもはいらないとか、家は要らないとか、そういう結論を出した人は、その後50年同じ考えで後悔しない可能性はないとは言いませんが、後悔する人もいると思います。幸せなんてきて初めてわかる面もありますから。
人生というのはどう生きるか? 当たり前ですがそれが重要です。FIREしようがしまいがです。ただ嫌なことを無理して続けることはないと思います。だからひとまずFIREを目的にするのもいいでしょう。できるものならやってみたら良い。その後どうするか? FIREしただけでは意味がなかったという結論になるかもしれません。いや多くの人はたぶんそうなるでしょう。だからと言ってFIREを否定したり躊躇することもないってことです。まさしくどう生きようとその人の自由なんですから。うまくいく人もいかない人もそれはいるでしょうが、そういう理由でFIREのハードル上げなさんなって言いたいですね。どうせできる人はごくわずかなんです。ほとんどの人、とくにサラリーマンは大人し頭を低くしてある人は不本意な人生を生きていく、そっちの方が問題じゃないかってわたしなど思います。そういう人への刺激にFIREがなるならそれはそれで良いんじゃないかなとも思います。
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