同じ株を保有していても、、それは仲間じゃないです

2021年10月18日
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株式投資

株を売買するってことは自分が買った時に売った人がいて自分が売った時に買った人がいる。同じ銘柄を保有する人間同士で共感を持って仲間だと感じる人ってけっこういるらしいです。実際は仲間じゃなくてライバルなんだってことわかってんですかね? だって同じ銘柄を売買してるのに勝つ人と負ける人がいるんですよ。よほど一本調子で10年20年上がり続ける株だったらみんな儲かっているってのもあるんでしょうけど、普通は上がったり下がったりする。勝つにしても大きく勝つ人もいれば小さく勝つ人もいる、大きく負ける人もいれば小さく負ける人もいる。どうしてそういうことが起きるのか?当たり前ですけど買うタイミングも売るタイミングも同じにならない。買う値段も売る値段も同じにならない。だから勝つ人間と負ける人間にわかれる。仲間だなんてとんでもない話です。まあなんとなく共感するって気持ちはわかりますけどね。だって日々の値動きだったら一緒に喜んで一緒に悲しむわけだから。だからそんな含み損益の計算なんかしないほうがいいと思ってます。見せかけの仲間です。だって実際売買して初めて勝った負けたなんだから。

前の記事なんかの続きにもなりますけど、自分が買ってから推奨して信者が買うからさらに上がる。一緒に儲けましょう!って言うけど早く逃げ切って儲かる信者もいるけど、出遅れて逃げ遅れる信者がでてくる。当たり前の話です。仲間じゃなくてライバル、あるいは捕食者とカモという関係なんです。わたしは大型の株を売買しますけど、それでも株を買う時に全株主の中で自分の順位を意識しています。順位が高いということはそれだけ他の株主よりも優位に立っているのです。上がれば大きく儲かるし下落にも強い。誰かは含み損でも自分は含み益になる。配当貰うにしても投入資金に対して高い利回りをいただける。配当を貰い続けることで原価が下がると考えると順位が上がっていく。だから高配当の会社の株は長年保有して順位を上げるってことを考えるのもいいですね。

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いつも自分の自慢話ばっかりだけど、旬じゃないってのもあるし、今日は趣向を変えて、昨日ご紹介した山姥さん。山姥さんはポートフォリオはご自分で公開されていますので引用して話させていただこうかなって思いました。この会社の株ってたぶんほとんどの株主は40ドルくらいで買ってるなって見ると思えますね。かなり上手なは人は2016年に30ドルで買って下手な人は50ドルで買っているなって見える。山姥さんは23、5ドルで買っている。いつ買ったんだって言うとずっと前でしょうね。それからたぶん買い増している。ということは配当も長く貰っているはずなんですでに原価はゼロになっていると思います。この会社の株主100人もしも呼んできたら、山姥さんはきっと1位(上位1%)でしょう。だから昨年暴落したところで狼狽売りなんかしない。十分に利が乗っていると人は狼狽しないのです。

100人中上位にくるのは2016年前半に買った人、この方々はすでに5年も高配当を貰っているんで原価は20ドル切っているじゃないでしょうか? 2016年は後半でも上位ですね。かなり下がった今でも損していない。その次に来るのは昨年の暴落時に買った人、配当はまだそんなもらってないし減配もしている。でも買った人は少ないと思いますね。日本人じゃあまりいないいんじゃないかなって思います。こんなふうにいくら儲けたかとか利回りがとか、自分のことばかりじゃなくて、他の投資家と自分を比べる視点も面白いんじゃないかってお話です。まあ投下資本は人それぞれなんでそこは率とか言うか利回りで考えていいと思います。こんな考え方をすればおかしな株に引っ張り込まれることも避けられませんかね? 危ない人間とか自分より強い人間がいるとこに行ってはダメですよ。

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