脱炭素VS化石エネルギー
2021年10月17日
わたしがよく読ませていただいているブロガーさんに山姥さんという方がおられます。年金とか税金のことなど非常に丁寧に書かれていていい加減さがありません。しっかりとしたお仕事をなされてきた方は違うなと思わせます。エネルギー関連のお仕事をなされてきた方でその分野での知見は大変参考になります。株なんて勉強しなくていいから業界の勉強をするべきだと本当に思います。その山姥さんが読むべしとおすすめになっている資料はブログ中にありますのでご一読なされたら良いと思いますけど、投資家目線でないのと公的機関の資料という性格上、わたしは難しいと感じました。英語に抵抗がないのであればロイヤルダッチシェルのサイトをご覧になった方がわかりやすいかもしれません。コンテキストもありました。わたしが石油に興味をもち始めたのは落合信彦氏の本を読んで中東情勢を理解したいと思ったのが最初でした。それとわたしがいたのは半導体企業だったんですけど、仲の良いオランダ法人の友人が、実はロイヤルダッチシェルから転職をしてきた人間で、石油についての話も飲みながら聞いたものです。やはりその業界で働いてきた人の話は聞いていて重みがあります。




こういうのを読んで何が言えるかはまあいろいろあるんでしょうけど、株式投資という視点においてはエネルギー産業の方がまぎれがないってことです。いくら脱炭素が有望でもどの会社がどの技術でどうやって勝ち残ってそして売り上げと利益をどの程度の規模とタイミングで獲得して、そしてその時の株価は、なんて現時点で判断することそのものが可能とは思えません。なんとなく話題性で投資家が飛びつくだけ。一方で垂直統合の石油メジャーなんて、まあ20年後でも多少は変動しても今ある会社が似たような規模を維持して売り上げと利益とを上げるんだろうなって思えます。別にここで石油メジャーに投資すべきだとか言いませんけど、考え方の話です。投資家としての姿勢とも言えます。たいした資産でもないのにニュースに目を光らせて、話題に敏感に反応して、鵜の目鷹の目で情報を漁り、ドタバタジタバタ、それとハラハラドキドキビクビク、その挙句に大して儲からない? そんなの隠居した仙人志望にはやってられませんわ。山姥さんのブログを読むととくにそう思います。
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