塚原卜伝

2013年10月30日
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日々の雑感ーリタイアライフ

剣聖 塚原卜伝は
生涯において19度に及ぶ真剣の立会いにおいて
一度として、負けるどころか擦り傷ひとつおわなかった

戦場には39回出陣
同じく擦り傷ひとつ追わなかった

不敗の勇者である

その塚原卜伝の有名なエピソードにこんなのがある

老年に入って剣聖としその名も高かった塚原卜伝
ある日乗り合いも船に乗って移動中、
剣の修行中の若者が塚原卜伝と知って果し合いを挑んでくる
最初ははぐらかしていた卜伝だが、血気にはやる若者はおさまる気配もない。
塚原卜伝を倒して名を上げたいのだ。

そこで、卜伝はしかたなく果し合いに応じることにする
だが、船の上では他の乗客に迷惑がかかる
小舟を借りてそこの小島で決闘しようと卜伝は提案する
若者は否もない
小舟に乗った二人が小島へと乗り出す
もう小舟が岸に着こうという時若者はいち早く刀を手に舟から飛び降りる

そこで卜伝は小舟の向きを変えて島から離れていく
置き去りにされたと若者が気づき大声で叫ぼうがあとの祭り
乗り合い船に戻った卜伝は
戦わずして勝つのが上策と、飄々と語り旅を続けたという。

まったくわたし好みのキャラである。
わたしが大好きなもうひとりの不敗の武人、真田昌幸と通じるものがある

古い読者はご存じだろうけど
わたしは株式投資において現在までの生涯で
ただの一度も損失を出したことがない。全取引でプラスである。
それも大きく利を乗せて
塩漬け株ももちろん持ってない
損きりなんて当然したこともない
勝負回数は塚原卜伝よりちと少ないが
売買回数でいくとかなりわたしの方がかなり多い
わたしも同じく不敗の勇者だ

わたしを知らない人は大抵嘘だと思うだろう
では
塚原卜伝も実在しなかったとでも言うのだろうか

世の中にはそういう人もいるのである

塚原卜伝は
池波正太郎の名作「忍者丹波大介」の師匠として作中に描かれている
この塚原卜伝のゆかりの地を訪ねたいと前からそう思っていた。

不敗の個人投資家が不敗の勇者の墓所を訪ね
不敗のお礼を申し上げようという趣旨だ。

ということで仕事を終えた夜10時に
施設の子供達に別れを告げて、車でひょいと走ってきたのが
茨城県鹿嶋市
ご存知アントラーズの故郷だが、ここは塚原卜伝の故郷でもある

なんで夜走ってきたかというと
せっかく買ったコールマンの寝袋を使うためである
厳寒仕様らしいが
買ってから一度も使っていないと
かみさんんから皮肉を言われていたので、どこかで使いたかったのだ

こんな感じ
わりと寝れた、どこでも寝れるほうだ



剣聖塚原卜伝の墓所で車を止めて仮眠すれば
ひょっとして卜伝が夢にでてきやしないかという期待もある
これはいい思いつきだわいと
ひとりご機嫌で深夜の墓所を訪ねてみたわけだ

さて続きはいずれ








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