性善説って何?

2021年09月04日
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株式投資
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知床五湖は美しくそして静か、人さえいなければ

ちょっと勉強すればわかることですが、人そのものは本来善であるけど諸般の事情とか外力の影響を受けて悪さをしてしまうこともあるっていうのが性善説のわけです。人間は心根から悪い人はいないけど悪いことをすることもあるというわけです。悪いことをする人はこの世にはいないとか人の言うことを鵜呑みするのは性善説とは言いません。世の中当たり前ですけど誰の言うことでもそのまま信じていいわけはありません。現実人を騙したり欺く人いるからです。善意を装い責任逃れをする人もいます。この性善説という言葉を自分の見識の甘さとか思慮の浅さの言い訳に使う人がたくさんいます。投資詐欺の被害者の中には詐欺師の言うことを鵜呑みして自分が信じるだけならいざ知らず他人にまでそれを拡散する人もいて、それで詐欺の被害が広がるというパターンがあります。天才詐欺師と言われた人には必ずそういう信者がいるわけです。鵜呑みにするのはその人の勝手ですけど、害悪を撒き散らすのは感心できないなと思います。

ちなみにわたしは性善とか性悪には興味がありません。性格が良いけど悪いことをする人と、性格は悪いけど良いことをする人なら、後者の方が好ましいとか思います。行動は見えるけど心の中は見えないからです。その見えない部分をやたら強調する人間もいますけど経験的にはあまり良いことをする人だったという印象がありません。言うなら善人気取りには気をつけろということです。本当の善人が善人気取りをするでしょうか? 人というのは心の中まで見えないものです。人からどう思われようが自分が正しいと考えることをする人がむしろ善人で、それを見てわかる人はわかるんですから、別に人から善人だと認めてもらおうと運動をする必要はないということです。逆に人の評判を気にして善人と思われたいと活動する人は自分の行動を自分の中の善悪で判断するのではなく他人に評判に委ねているかもしれません。世の中には善意であれば他人を傷つけたり迷惑をかけてもそれは仕方ないと自分を許す口実に使う人もいます。もちろん善意でやったことが裏目にでることもあるでしょう。だからと言ってそれを自分の過失の言い訳に使うとしたら、その人を善意の人と言えるとはわたしには思えません。
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