自分が似つかわしい宿を選ぶ

2021年08月29日
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旅を楽しむコツ
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昨年行ったシェムリアップのホテルの部屋です

我が家が一番多く泊まっている宿は檜枝岐の民宿松源で一泊一万円弱です。20年以上通っています。とても満足感が高い宿だと思います。この25年くらいを振り返っても、我が家はそれほど高い宿に泊まっていません。高級旅館というものには全く泊まっていません。子供連れの家族旅行だと高級旅館など似合わないということもあったし、そんな身分じゃないだろうって思ってましたが、一番の理由はわたしが高級宿が苦手だったんです。高級宿というのはお客を高級な人間として接してきます。従業員もそう教育されている。お客も高級が服を着て歩いているような人も多い。それが板についてりゃいいのですけど、こちとらは成り上がりの田舎者ですからそういう空間が心地よいとは思えないってことです。そういうことでむしろホテルの方が居心地が良いです。出張でたくさん泊まったからなれたのかも。

海外に行くと日本と雰囲気が違うので気後れもなくそれなりに良いホテルにも泊まります。マウイなんかは高級な宿をあちこち泊まりました。一番良かったのはカパルアベイホテルかな。次がリッツカールトン。我が家が泊まったホテルで一番高かったのはパリのバンドーム広場そばのルネッサンスホテルでルームチャージで10万円くらいの部屋でした。食事もしたので3人で一泊15万円くらいになったかと記憶しています。もっともパリはどこも高い。利便性と思い出づくりってとこでした。でも同じ旅行で泊まった南ドイツのホテルは数分の一の値段で満足感はドイツの方が高いくらいです。高いお金を払うと満足感がそのまま高くなるとはわたしには到底思えません。

カミさんがお母さんとか一緒に旅行したり、あるいはカミさんと娘が一緒に旅行する時には、その場合もわたしがアレンジするのですが一人一泊3万円くらいが目安でしょうか。高級旅館というほどでもないですが、場所ごと厳選すれば満足感は高いという宿です。コロナの影響もありますし、これからはわたしとカミさんで旅行する時も多少はお値段の張る宿に泊まろうと思っています。と言っても行く場所によりで、知床とかとびしま海道には値が張るような宿はありません。湯布院はそれなりの宿を選びましたけど、いろいろ調べていたらそこに泊まりたくなった。理由は料理です。そこらの旅館で出すような料理と違いそうなんです。クチコミ読めば読むほど泊まってみたくなる。高級宿というわけじゃないけどそこそこのお宿です。結局値段がどうのじゃなくて、そこに泊まってみたいと思えるような宿に泊まるということですね。

その判断の目安として自分がそこにいて馴染めるような宿、つまり自分に似つかわしい宿じゃなくて、自分がその宿に似つかわしいかどうかってのがあります。かみさんとか娘はそういう感覚がまるでないのか平気で高い宿に泊まれるみたいです。上高地の宿の値段はたいしたもんだというお値段ですが、たぶんかみさんも歳を食ってもっと高い宿にとまりたくなってんだと思います。わたしもそういう気分は多少あります。もう年齢も年齢ですから、どんな宿に泊まっても似合わないってほどではなくなってきている気はしてます。歳を食えば旅館の人も多くは年下になりますのでそれも気楽に感じる要素です。年上から敬語を使われるのは好みません。ということで今度はどこに泊まろうかな?
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