決算書に騙されていませんか?(決算=業績じゃない)
2021年08月01日

那須のパン屋さんクーロンヌ

その隣にイタリアンレストランがオープンして気になってました
昼はパスタ屋さんかな?
で行ってみました

セットのサラダが二百円ですけど量があって美味しい

ミートソース 千百円

アンチョビ、キャベツ、きのこのペペロンチーノ
千百円
どっちも量が多くて美味しいです
値段もリーズナブルです
時々行きたいなって思います
でも店の名前がわからないのです
メニューに書いてあったのかな
クーロンヌの隣です
経営者が決算書をうまく演出して株主等へのプレゼンに使うと言うのはこれはどこの会社でもやっているとは言えないけど多くの企業がやっています。特にトップの力が強い大企業。決算書というのはかなり意図的に操作できるってことを投資家は理解しておくべきでしょう。基本的な会計知識が必要ですがそれほど複雑な話ではありません。それとちゃんと企業を見ていると「これはやっているな」とか、感じる場合もあるものです。一番よく使われているのは引当金じゃないでしょうか? 引当金というのは本当は企業会計に企業業績を正しく反映させるための道具です。実際今年ある事業が失敗して今後大きな損失が出ることが明白な場合にその損失をあらかじめ費用計上しておく。そうしないと不都合なことが先送りされて業績の実態と決算が乖離する。それを是正するのが引当金ですが、何にどれだけ引き当てするかはどうしても主観が入ります。いわゆる経営判断です。会計士では企業活動の中身がわからないから決められない。
その引当金で決算書上の利益額が大きく変わってきます。あらかじめ大きな引当金を計上すれば当期の利益は減るけど翌年以降で引当金を利益に戻すと今度は利益が増えることになる。会計士の人がこのブログを読めば正確じゃない表現はあるかもしれませんけど、その他会計というのはかなり主観を入れ込めるものですから、経営トップが命令してその通りにやっている会社ってありますよ。財務部長だCFOだと言ったところで社長には逆らえません。一番有名な事例はカルロスゴーンとかのV字回復演出とか。企業の御曹司が次期社長に決まった場合に、当期で全部膿を出し切ってそれも過剰に出しきるとかいうケースもありました。御曹司にケチがついては困るからです。コロナ関連でも積極的に利用されるとわたしは思っています。そんな記事を昨年書いたはずです。
ここに書いてある程度のことは機関投資家とかプロなら当然の知識だと思いますけど、わかっている個人投資家はどれほどいるんでしょうか? じゃあどこを見るのかという話もあります。やはり売り上げは重要です。費用計上は鉛筆舐めやすいけど、売り上げは勝手に減らしたり増やしたりは難しい。まあ増やす方法はいくらかあります。期末に二ヶ月分の在庫を押し込むとかすれば、十二ヶ月が十四ヶ月になって、翌年は十二ヶ月が十ヶ月になるとか、単体の決算と連結決算の関係てのも気にしたほうがいいでしょう。逆に毎年のように押し込みをしていた会社が急にその年だけ押し込みをやめれば売り上げは減るわけです。これはできる業界できない業界とかあるでしょう。業界の商習慣とかもよく理解したほうがいいですけど、まあそこまで気にしていたら大したもんだとは思います。
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