リタイアライフは世の中の動きに鈍感でありたい
2021年06月26日
世の中の大きな動き小さな動きいろいろありますが、政治経済その他市況とか国際情勢とか、そういうものを遮断までする必要はないのですけどなるべく鈍感でいたいのです。自分の損得が絡むとかお金が増える増えないとかあるいは減るとか、一喜一憂もしたくないわけです。そんなことより花鳥風月、季節の移ろいに敏感でいたい。燕が低く飛ぶとなぜ雨が降るのか? その理由の方が政治経済より大切だと思えるような暮らしをしたい。同じ数字でも自分のゴルフのスコアに一喜一憂したい。口座残高を見て喜ぶよりも美しい景色を眺めて喜び感じたい。あくせくしたくないわけです。お金もあまりあるとその分雑念や煩悩を招くのでいまくらいで十分。
世の中のリタイア族という方々が現役時代には組織に忠誠を尽くして自分のリタイア後の生活設計についてはぼんやりとなされていた方が多いのに、定年後に急にやれ老後の金が足りないとかで投資に執心するのは、ちとタイミングが遅すぎやしないか、ずれていないかとわたしなど思うわけです。なにも10年以上前からだいたいわかっていたことじゃないでしょうか? わたしは定年後に慌てたくないので随分と昔からそれなりに危機感もあって入念に準備をしてきたほうかと思います。いろいろやって感じているのは、人生というのは大きな船みたいなもので簡単に向きが変わらないということ、速度もすぐに上がったり下がったりはしないということ。急な動きというと沈没、衝突、座礁とろくなことがありません。
つまり何に敏感で何に鈍感であるかは、その人の人生の中でたぶん頃合いというものがあって、やるべきことをやるべき時にやっておくことは大事だなと思うわけです。これは若い頃苦労をすればその後に楽ができる、例えば勉強をすれば良い会社に入れるとか、組織に忠誠を尽くせば組織はきっと応えてくれるだろうかという意味じゃないです。担保がない不確かなものじゃなくて、言うなら段取りに近いものです。段取りには手間も時間もかかるのだからちゃんとリードタイムを考えて始める時を選び手際良く必要なアクションを取るということです。投資もそれなりに努力すれば報われるかもしれません。でもチャンスはいつ来るかは自分で決められない面もあるので、そのチャンスがきたり努力が実るが75歳とかで、とっくに体はガタが来てなんのために株で儲けたいのだかよくわからんようになってはつまらないとわたしは思うということです。以上若い読者の方へのわたしからの応援歌であり、同年代かそれ以上の方への哀悼歌でもありました。
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