ネットの情報交換で個人投資家の勝率は上がったのか下がったのか?
2021年05月27日

池とか川が多いコースが好きです
理由は美しいから
スコアメイクは二の次です
この20年25年というのはだいたいわたしの株式投資経験でもあるし、またネットでの個人投資家の情報交換、発信の歴史とも重なっていると思います。日本でブログサービスが普及しだしたのは16年−17年くらい前だと思います。その前には株式投資掲示板みたいなやりとりが盛んでした。でも今と比べるとアクセス数なんかずっと少なく利用している人は個人投資家全体の中では少数だったと思います。それがブログに始まりツイッターなどこの20年でネット媒体での個人投資家同志の情報交換はとても活発になりました。
そうなるとなかなか接することのできない株の上級者とかあるいはプロとも交流することができる。成功者の経験も聞ける。失敗者の蹉跌も目にできる。いろんな情報を発信する人もいる。先生とか上級者が自分の経験を役立ててくださいと、親切に教えてくれる人もたくさんいる。投資塾とかやる人もいる。ということで、これだけ活発になったのだから、この二十年間で、さぞかし個人投資家の成績は上向きにならないとおかしいと思いますが、さて実際のところどうなんでしょう? 統計がないからわからないのですけど、どう思いますか?ってことです。
株で勝てる人は10人に一人なんてのはわたしが株式投資を始めた時にも聞いた記憶がありますけど、今はそれが5人に一人くらいは勝てるようになってるんでしょうか?ネットの普及でこれだけさかんにやりとりしたり教えた教えられた勉強したなんてやった結果、わたしはむしろ個人投資家の勝率は下がっているんじゃないかと思っています。なにか自分でも勝てそうだと勘違いする人が増えてませんか?勉強して修行したら勝てると思い込んでる人いませんか?教える方もまともなことを言っているようで、結果は負け組を再生産していませんか?仮にそうならずいぶん間抜けで無駄なことをしていることになります。あくまでも全体の話ですけど。
わたしがネットを見ていて思うのはこの20年でネットの発信者はすごく増えた。しかし良質な発信者はそんなに増えないで、質の低い発信者がやたら増えた、加えて悪意を持つ発信者も増えた。自分を利するのが目的の発信者もずいぶんと増えた。そういう印象がわたしにはあります。悪貨は良貨を駆逐するなんて言葉がありますけど、良質な発信はむしろ減っているくらいに感じます。あくまでもわたしの印象でしかないですけど、少なくとも個人投資家の勝率はネットの普及で大きく上昇したなんて論はわたしは知りません。
わたしはネットでの情報交換とは別に今後個人投資家の勝率は長期的には下がっていくんじゃないかと思っています。とくに短期売買は消えていくんじゃないかなと思っています。理由は以前も書きましたけど今後増税が進むのと、機械と張り合って生き残った人間がいないからです。一般個人の短期売買がさかんになったのはこの数十年の話のわけで、永久には続かないような気がします。そういうことで、弟子でも育てたいとか一生懸命発信して誰かのお役に立ちたいなんて思っている人には不愉快な話だと思いますけど、こうやって書く人がいないだけでわたしに同意する人は多いんじゃないでしょうか?それともわたしの勘違いで勝ち組比率って上がってますか?
一人一人の発信者単位で見ても自分でわかりませんかね? 自分のおかげでどれだけ勝ち組が増えたのか、あるいは負けている人間が多いのか? 手応えってのはあるでしょう。それを書いたら面白いと思います。宣伝じゃなくて本音で。ちなみにわたしは負け組は増やしてないです。勝ち組も増やしてないです。あ、最近株を辞めることをこのブログで学んだというコメントをいただきました、ということで16年で一人負け組を減らしたってことでしょうか? そんなもんですよ。16年大した話じゃないですと駄文を書いているだけです。
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