当てたいのか儲けたいのか、どっちなんですか?

2021年05月21日
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株式投資
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我が家でよく出る
ナンプラー丼

たぶん三原永晃氏にはついぞ会えないで終わると言うか、おそらくすでに鬼籍に入られておられると思う。わたしは、彼の本に出会わなければ競輪での勝ち切りもそして株式投資での勝ち切りも難しかったと思う。結局わたしの勝負のスタイルは競輪も株も根っこは同じで三原氏から学んだもの。三原氏がいみじくも喝破する。当てたいのか、儲けたいのか、はっきりせよと。競輪場に行けばいろんな展開が思い浮かびあれもこれもと買いたくなる。それをやれば当たる回数は増える。一方で狙いを絞れば的中率はぐんと下がり、それこそやってもやっても当たらないのを延々と耐えねばならない。加えて1日10レースあっても手を出すのはせいぜい2レースとか。これが普通の競輪ファンには耐えられない。当たってガッツポーズの快感が欲しいから、毎レース手を出し買い目を広げる。これではいずれ身の破滅だと氏は言う。

株も同じ。当てたいのか儲けたいのかどっちなんだってことです。当たったぞ、ワイワイと盛り上がり、ガッツポーズをしたいならそれも株の楽しみ方。何もしないで何年も見てるとか、全然当たりもないで何年も過ごすなんて耐えられないし、それでは趣味として意味がないわけです。ちなみにわたしは三原氏の本は勧めません。あまりにマニアック。もし読むならその前に阿佐田哲也氏の著作を読破しておいたほうが良いと思うけど、たぶんそれも若いうちでしょう。歳を食って頭が固い人間が読む本じゃないと思います。それとアウトロー気質がないと読んでもわたしみたいな共感はできないと思います。ただ面白いで終わってしまう。まあ面白ければそれで十分とも言えるんですけど。実効という意味では良い子ではわたしほどの影響の受け方はできないんでしょう。厭世感とか疎外感が根底にないと、なかなか三原氏にも阿佐田氏にも深い共感はしづらい。でもそこには心の影がある。わたしなどある意味悲しい子供の成れの果てとも言えるわけです。あんまり羨ましがるようなもんじゃないかもしれませんよ。


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