ランダムウォーク理論は正しいのか?

2021年04月28日
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株式投資
ランダムウォーク理論の勉強なんてしてませんけど、科学というのには常識というものがあります。技術者とか科学者であれば当たり前のことですが、理論と実験の関係というのがあります。例えば鉄と木、なぜ鉄は木より重いのでしょうか? これには科学的な理由があります。鉄とは何か木材とはなにかの定義に始まりその分子構成の違いを明らかにするとか、科学的な理由が理論です。その理論が正しいかどうか実験をするわけです。そうすると、秤で測ってもいいし木は水に浮いた鉄は沈んだでもいいのだけどそれで理論が正しいと実験によって証明されるわけです。なぜ鉄は木より重いか、その理由がわからないのに、ただ測ってみると鉄の方が重かったでは鉄の方が重い証明にはなりません。実験の仕方を変えたりすれば違う実験結果がでるかもしれないし、世界中探してなんか変わった鉄より重い木が見つからないとは言えないからです。実際水に沈む木がありますし鉄だって形状しだいじゃ水に浮く。まああまり鉄と木にこだわらないでください。あくまでも考え方ということです。

ランダムウォーク理論はたぶん鉄は木より重いと同じくらいに確かでまったく反論はないのでしょうか?たぶん反論はあるでしょう。つまりまだ証明まではされていない。株価はなぜランダムウォークなのかという理論が欲しい。その理論を証明するために適切な実験を行うという順序です。もちろん仮説を実験してもいいのです。ランダムウォークではないかと考えた。その時点では仮説か思いつき。それで実験をしてみた。チンパンジーにダーツを投げさせた。そしたらプロのファンドマネージャーと大差ないという実験結果が出た。なるほど、これは有力な仮説かもしれない。ではどうしてそんな実験結果が出たのだろう?その理由はなんだろうと理論を突き詰めていくのが科学なのです。さらに違う実験をしてもいいでしょう。以前は人間100人対猿一匹でしたが、今度は猿百匹しかいない市場で人間一人まぜたらどうなるか?

以上は例えですけど、要は仮説を立てて実験をした結果で証明できたと考えるのは科学じゃないということです。限られた条件の猿の実験で理論が正しいと証明されるとは、たぶんそれを唱える学者もそこまで言ってないと思います。ただ本を読んである投資家が正しいと証明されたと思いこむというのは大いにあろうかと思います。それで実際投資してうまくいけば別にそれでいいわけです。別にランダムウォーク理論が完全に間違っていると証明されているわけけでもないのですから。つまり完全に正しいと他の理論を圧倒する理論が今の所ない以上、みんなで考えて大いに実験すればいいわけです。それも自分の金で。世の中にはチンパンジーみたいに適当に投資している人多くないですか? 人から言われたとかなんか聞きつけたとか。でもそういう人が成功したってのも聞かないですけど。まああくまでも仮説です。
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素人考えですが
会社って利益を追求するものじゃないですか
経常利益率とか調べればすぐ出るわけで
それなりに安定した利益出してる会社の株だけを抽出したら
市場の全部の平均よりパフォーマンス上回る、、
んじゃないんですかね?
株価の値動きはランダムだとしても利益率はランダムじゃなくないですか?

2021/05/01 (Sat) 19:25
川口晴朋(ハルトモ)

ハルトモ  

Re: タイトルなし

>それなりに安定した利益出してる会社の株だけを抽出したら
>市場の全部の平均よりパフォーマンス上回る、、んじゃないんですかね?

株価上昇要因という観点で言うとわたしにはピンと来ません。でもそう思われならそれでやってみてはいかがですか?
わたしは、誰もが見捨てるような不良だったけど、実は凄い子供だったという、わたしみたいな会社が好みです。

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