単位がないものを強調して表示する人間は胡散臭い

2021年04月14日
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株式投資
リターンが大きいものはリスクが大きいと決めつけてはいけません。またリターンが小さいからリスクも小さいと思い込んでもいけません。世の中の金融商品で一番多いのはハイリスクローリターンのものです。この意味するところはリターンよりリスクの方が大きいということです。リスクは低い高いとか簡単に言う割に単位がありません。リスク度合いを表示することができません。それはある種の人達にとってとても都合が良いことです。本当は危ないものをいかにも安全そうに人に勧めることができるからです。

例えば証券会社が熱心に勧めるものは基本手数料が高くて証券会社が儲かるものです。お客が儲かる商品なんてわざわざ作るわけはありません。ただ不利というだけで勝つ場合もあるので個々で見ていくと局面的に儲かる人もいるというだけです。お客がみんな長期にわたって儲かる証券会社なんてどこにもありません。証券会社に限らず人が熱心に勧める、というものは基本ハイリスクです。まず最初に儲ける人間は勧めるその人だからです。加えてノーリスク。

ネットでいろんな情報が錯綜しますが、本気であなたを儲けさせたいと思っている人間なんて一人もいません。理由は明白です。あなたのために誰もリスクを取らないからです。いかにも親切そうに誠意を感じるように振る舞っていても、その人はノーリスクであなたに教えているのです。それどころか最初に自分が儲けようとする人間も多い。ノーリスクの人間が本気で人のことなど心配しているわけはありません。ちなみに親切にも誠意にも単位がありません。表示できないからいかようにも装えます。例えばみんなに儲けて欲しいというのは理想ですか? 理想の真贋も高さも測りようがありません。単位が不明確で表示ができないものを強調する人間は基本胡散臭いのです。

胡散臭いからと言って、偽物を決めつけるのはそれも間違いかもしれません。とても少ないとは思いますが、いかにも怪しげでも本当はジョンレノンのようにイマジンを歌っているのかもしれません。でもジョンレノンの言うとおりにすれば幸せになれるのか?それはまったく別の話です。そういうことで人生は限りがあるのですから、そんな胡散臭い人間にわざわざ関わることはないとわたしは思います。わたしの場合は自分で決められるので自分でやれば済むことですが、では自分ではできない人はどうすればいいのでしょうか? ここまで書いたように人に頼るとかついていくのは愚の骨頂です。素晴らしい答えがあります。ノーリスクです。わたしの読者なら答えはご存知ですよね。ではまた
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