わたしのFIREの考え方
2021年03月28日
さいたまの主要駅から徒歩5分以内のマンション。中古の取引相場は新築時より高くなっています。自分で10年以上住んでその後貸している賃貸料を考えると、もう元手はゼロという物件です。元手ゼロの物件が毎月家賃を生むわけです。ちなみに大家として貸しているのはわたしだけ。基本オーナーが住むというステータス性のあるマンションです。
このマンションに2回目の大規模修繕に入るのですが、その説明会に住んでもいないにのにわざわざ参加してきました。説明を聞いて賃借人さんにトスする目的もありますけど、一番の目的は施工業者の担当者への挨拶です。丁寧に挨拶してきました。賃貸物件として運用していることもあったりでいろいろ手間がかかります。わざわざ出向いて挨拶することで誠意を示しておきたい。折を見て現場監督さんに差し入れをするつもりですけど、たぶん住んでいる人にはでてこない発想かと思います。
将来売る気はありません。他に所有する似たようなマンションも売る気はありません。自分年金として長く日銭を得るつもりです。毎月株だFXだと忙しく日銭を稼ぐよりはるかに堅実でそして変動も少ない。同じ不動産で比較してもアパート経営よりはるかに面倒がかかりません。このマンションがリフォーム期間以外で空き家になったことは一度もありません。そして今回の大規模修繕でまたきれいになって資産価値も保全されます。
将来自分で使う気もあります。その時は今住んでいる戸建てを貸します。不動産は自分が住みたいなというものを買っておけば間違いがない。実際このマンションは自分も住んでいましたから。ただ借金して利回りを追求する不動産投資家には手が出ない物件です。他の不動産投資かと競合しない。それがわたしの強みです。
不動産もこういう考え方ですので、金融商品も堅実です。長く保有する外貨債券は毎月の配当ですでに元手は回収できています。元手がゼロのものを作り、そこから得られる日銭をエンジョイする。これくらいでないと年金とは呼べません。値動きに気を悩ますこともありません。勝った負けたもありません。先日新規で購入した株も長く配当をもらうつもりです。うねり取りで株式の購入価格をゼロにする経験はありますけど、今回はのんびり待っていれば6−7年で元手が回収できそうです。元手がゼロになれば株価なんてどうでもよくなりますからただ年金として配当を貰えばよいわけです。我が家の場合はさらに生保で積み立てた生命保険の年金もあります。これは儲けはないけど節税効果もあるのでかみさんがやっていたものです。
我が家の年金をまとめると下のような感じになります。
1階 国民年金x2人
2階 厚生年金x2人
3階 企業年金
4階 個人年金
5階 不動産収入
6階 外貨債券、株式配当
7階 現預金ストック
堅牢な鉄筋7階建のマンションという感じです。加えて軽いアルバイトもありますが、これはほんのお小遣いと運動ですが、でも無料ゴルフのおまけもついてますので、けっこうな価値があります。ルーフバルコニーという感じです。7階+RBを長期的な視点で作り上げたわけです。
FIREという言葉があります。経済的自立とアーリーリタイアということですけど、世間で言う経済的自立の定義はかなり怪しい気がします。たとえばいくらかお金があって株で勝ててるのでそれで会社を辞めて専業で食っていくぞとか、そんなの若くしてやって経済的自立と言えるんでしょうか? わたしはワラの家って気がします。4%ルールというのがあるそうです。年間7%で利回りを得て物価上昇のリスクを3%だか引いて4%、つまり一年で使う金額の25年分のキャッシュがあれば引退しても大丈夫だという理屈です。毎年7%で運用を数十年続けることが100人いて100人ともできると思いますか?
自分のことなんですから、平均の話は要らないです。もう運用しないで金に困らないくらいでないとわたしは安心できません。世の中何があるかわかりません。わたしの7階建だって2−3階すっ飛ぶかもしれません。それでも生き残れるようにしておくわけです。今はやりのFIREの考え方に立つと、わたしは20年前に会社を辞めていたかもしれません。そしたらどうなったんでしょうね? で実際会社を辞めたのは8年前、54歳です。12年がわたしなりのバランス感覚でしょうか。さらに株も数年前で一段落。さすがに10階建とか高層ビルは要らんのです。
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