足るを知る人は最初から知っていて、それを忘れない
2021年02月28日
という記事を以前書いたのですが
その派生のお話です
株で一億円、いやもっともっと儲けたい、儲けてどんな暮らしをするか知りませんけど、なんか1億円が夢にみたいになるわけです。でもその夢を実現する人はそんないない。簡単に儲かるもんじゃない。そこで自分なりに納得をする。いわゆる夢を諦めるということです。この諦めを己の足るを知ると混同する人が世の中多いと思います。現実を前向きに受けいれるのは決して悪いことではないでしょうが、「足るを知る」とは違う話だとわたしは思います。知ってどうにかできる話じゃないからです。
そもそも1億円なんて夢になりっこないです。1億円稼いで何をしたいかが夢でしょう。金は道具なんです。だから自分がどうなりたいかということを綿密に計画しないでただ1億円儲けて、、、その程度の夢ではなかなか実現せんだろうとわたしなど思うわけです。逆に首尾良く1億円儲けた人はほぼ目標を上げてしまいます。金が道具じゃなくて目的になってしまった人です。これはこれでどうかなーと思います。わたしは使い道が明確でない金額目標をするとかえって幸せから遠ざかるように思います。
本当に足るを知るというのは、なんとしてでも自分の夢を実現するという強い決意で貪欲にかつ綿密にことをなす。そしてそこからです。いざ夢が実現したら、自らそれ以上の欲を捨てる。欲に駆られてもっともっととなるのがほとんどの人間です。それをしないからこその「足るを知る」ということだと。同じ足るでも、諦めから来る「足る」と、達成感から来る「足る」では意味合いがまったく違ってきます。ただゴールまで全力で走ってそこでそのままどこかにいっちゃう人が多いからよほどの覚悟がないと難しい。つまりスタート地点かどこか最初にちゃんと足るを知っていて、その初心を忘れない人が、まさに足るを知るということかとわたしは思います。
その一方でできもしないことを望んでも意味がない。それでは諦めがいずれ来る。若い人は漠然と考えずに自分の夢を精緻に練り上げて欲しいと思います。金額でいうのも本当はおかしいのですけど、わかりやすい言い方を考えると、仮に1億円を目標して1千万円の結果だったけど、ひょっとして3千万円を目標にしたら3千万円実現していたかもしれない。自分の力量に見合った適度な夢を設定することで、その方策を綿密に練る。そうすれば現実的かどうか自分でわかるようになりはしないかとわたしは思います。
最近のエアコンは知りませんけど、エアコンは温度設定する時にあまりに高い目標を設定すると動きがおかしくなるって、だいぶ前に聞いたことがあります。さいたまで外気温が38度もあるのに23度とかに設定するってことです。そうするとエアコンが諦めちゃう。でもって結局30度くらいになるなら、28度と設定すればエアコンも頑張るので28度になるって話です。本当かどうかは知りませんけど、なんか人間の夢に似通った話だななんて思います。
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