企業規模と投資スタイル

2021年02月21日
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株式投資
以前わたしがかつて手掛けた銘柄の一覧表を出したことがありますが全部大企業です。大企業が存在していける業界というのは歴史があって落ち着いた動きをしますから市場分析などの腕の差が出やすいわけです。また大企業は組織としてのDMU(Dcision making unit)を有していますから、突拍子もない行動はないとは言いませんが少ない。言うなら行動が読みやすい。これが市場が急成長しているような業界でさらに小さなプレーヤーが乱立している業界では誰が何をするのか、何がどうなるのか予測は困難になります。また私自身が大企業にいたわけですから、大企業の動きも感じやすいわけで、言うならわたしは大企業を得意とする投資家というわけです。

逆に小さな企業への投資は不得手です。大企業ならわたしが売買しても株価はびくともしませんが、出来高の少ない会社の場合は私程度の資金でも株価が飛んで行ってしまったりします。以前日信工業で経験してやりづらいなあと感じました。自分で自分の頭を叩いている気がして、その後は出来高の少ないものには手を出しません。わたしは需給もわかからいしチャートの見方も知りません。だからそういうのが必要なところにノコノコ出ていきません。個人的には個人投資家はテクニカルの勉強などしないほうが良いと考えています。学べば賢くなった気はするんでしょうけど、テクニカルを勉強すればするほど上には上がいる世界で戦うことになりやしませんか。いくら本やネットで勉強したところでしょせんは学生レベルです。簡単にやられちゃうんじゃないでしょうか。

自分の投資スタイルから見て、どんな動きをする業界が合うのか合わないのか? 自分が行動を理解できる企業の規模はどれくらいなのか? こういう視点で投資先を絞り込むという考え方はわたしはあると思っています。こういうことをあまり言う人はいません。気にしてない人が多い。どういう理由かと言うとわたしほどには企業をよく調べないってことなんだと思います。何事も徹底してやると細かな差異というものが気になってくるもんだと思います。
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